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大瀧雅寛 ↘

洗面室に「回遊性」を持たせるマンションリフォーム

〈9365〉

「回遊性のある住まい」とは、「行き止まりのない、ぐるりと一回りできる生活動線を持つ住まい」をいいます。戸建て住宅なら持たせやすい回遊性も、マンションでは持たせることが困難です。このお住まいは 3LDKのマンション、トイレを兼ねた洗面室に、寝室とLDKとをつなぐことにより、「回遊性のある住まい」にできました。

洗面室に「回遊性」を持たせるマンションリフォーム

戸建て住宅なら持たせやすい回遊性も、マンションリフォームでは持たせることが困難です。トイレを兼ねた洗面室に、回遊性を持たせました( 2019.12.30)

2019.12.31

バリアフリー住宅では水回りスペースが大切ですが、トイレや浴室に比べると、「洗面室」は重要度が高くないように思えます。ですが洗面室は、洗面台や洗濯機を置くためのスペースではなく、浴室・トイレ・寝室・LDKとをつなぐ、「生活動線が交差する要所」としての役割こそが大切です。

洗面室に「回遊性」を持たせるマンションリフォーム


このお住まいは 3LDKのマンション、以前の間取りでは、トイレと洗面室とは別々でした。どちらのスペースも車いすで使うには狭かったので、ワンルームにすると同時に、寝室とLDKとをつなぐ、大切な動線としての役割を持たせました。

洗面室に「回遊性」を持たせるマンションリフォーム


「以前の住まいではシャワー浴のみ、新居ではゆったりと浴槽で入浴したい」とのこと、1418サイズ(140cm x 180cm)のユニットバスに、浴室リフトを設置しました。介助する側と介助される側、双方の負担を軽減した入浴ができるようになりました。

洗面室に「回遊性」を持たせるマンションリフォーム

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