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大瀧雅寛 ↘

私は「兼築家」をめざしています!

〈9996〉

我が家の夕食では、「今、造っている建物」「新しく依頼された仕事」のことが、よく話題になりますが、『それって、工務店の仕事じゃないでしょ!』と、娘から間髪入れずに突っ込まれた、依頼がありました。それは『ピアノペダルを頭の動きで踏み込みたい』というものでした。確かに冷静に考えると、工務店の仕事じゃないですね... 。

私は「兼築家」をめざしています!

自己紹介が遅れました。大瀧雅寛といいます。「兼築家」をめざしています!東京ビッグサイトで開催された「国際福祉機器展」に出展した時です。オオタキラジオをスタートする前のことです(2017.06.24)

2017.06.24

大瀧雅寛

依頼主の住まいてさんは、ピアノが大好きな車いすユーザーです。鍵盤での運指(うんし)には、何も困るとはないのですが、足元のペダルを踏み込めないので、演奏に表現が出にくいとのことでした。

両手は鍵盤でふさがっているので、首や頭の動きなどを感知して、

足元のダンパーペダルを踏み込める様な、電動装置を開発したい

大瀧雅寛

なるほど、そうなると、何らかの電子工作が必要になりそうです。実は私は小学生の頃から、電子工作が大好きで、秋葉原の電気街には足しげく通っていたのです。今になって役に立つこととなりました。

大瀧雅寛

1年がかりで完成したのが、この「バリアフリー補助ペダル」です。「barrier-Free assist as a Pedal」から、bFaaaP と名付けました。メガメフレームなどを用い、頭に装着する「モーションセンサ」と、ピアノペダルの前に設置する、「アクチエータ」で構成されます。


さて、『これが工務店の仕事なのか』と問われれば、「そうですよ!」と、私は自信を持って答えます。

大瀧雅寛

「建てること」だけではなく、「建てること」を中心としながらも、『住まいてさんの願いを形にできる』、そんなお手伝いに至るまで、できる様にしたい。建築家ではなく、『兼築家』になりたいのです。


大瀧雅寛

大瀧雅寛(おおたきまさひろ)

• 有限会社 大滝建築事務所 取締役社長(1級建築士)

• 埼玉県狭山市で、妻と娘の3人暮らし

• 1965年 東京都生まれ。小学校まで東京、中学校・高校は埼玉県

 

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コラム

居心地のよい住まい」は 2000年10月からの1年間の間、朝日新聞 夕刊マリオンに、連載されたコラムです。ご愛読ありがとうございました。

大瀧雅寛

 

著書

• バリアフリー住宅[居心地の良い家]のつくり方

• 福祉住環境コーディネーター まとめと問題

• バリアフリー住まいをつくる物語

• 明日の在宅医療・第2巻 - 在宅医療の諸相と方法

 

こんな家で暮らしています

毎年8月、恒例の「狭山市入間川七夕まつり」。その入間川のほとりの住宅地で暮らしています。春になると桜が咲き並ぶ、遊歩道の近くにあります。

大瀧雅寛

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