ライティングデスク（折りたたみの机）の付いた本棚

ハイサイドの窓が明るい書斎で、居心地よく読書やテレビ鑑賞をできるようにしたいと、住まいてさんから依頼されました。ライティングデスク（折りたたみの机）の付いた本棚を、コンパクトに造りました。

この書斎の壁は珪藻土塗り（内装材）で、本棚付きの机の設置工事には思いの外、時間がかかりました（ 2017.06.28）

2017.06.28

この家具の上部は、本棚とテレビスペースです。この書斎は4.5帖と広くないので、家具の奥行きは最低限にしました。文庫本２冊分の奥行きです。

棚板の間隔が狭いのは、文庫本専用の本棚にしたからです。

天板は、ゴム集成材にクリア塗装をしました。天板の縁に開閉するための彫り込みをしてあります。引き違い扉の面材はメープル突板です。柔らかい木目なので、パインのフローリングに合います。

ライティングデスクは１組のアームで、ゆっくりと開閉します。中にコンセントを設けました。

家具の下部は引き違い扉の収納です。棚板の間隔は、A4ファイルが入る高さです。テレビの録画用のハードディスクも収納するので、コンセントもあります。見せたくないものはここに収納します。

本棚の奥行きを、浅くしたかったもう一つの理由は、ソファーに腰掛け目線が下がったとき、窓を隠さないようにすることでした。

この書斎は、できるだけ明るくなるようにと、

２階の床はFRPグレーチング、そして２階の屋根には、大きなトップライトをつくってあります。９年が経った後の住まいてさんのライフスタイル、それに合わせることが、この家具を造ることの目的でした。

• 9797

  ライティングデスク付きの本棚には、たくさんの文庫本

https://anity.ootaki.info/9992/