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イケアのワードローブ「PAX・パックス」

〈9905〉

寝室のクローゼットには、イケアのワードローブ「PAX・パックス」をおすすめしています。たくさんのサイズや色から選べ、お値段もお手頃です。ただし、設計中には選定しておかないと、わずかに入らなかったり、余らせてしまいがちです。また、壁に固定するので、あらかじめ、壁の下地補強も必要です。

イケアのワードローブ「PAX・パックス」

この納戸には、「パックス・PAX」以外にも、「BESTÅ(ベストー)」、「BILLY(ビリー)」を、組み合わせています。ひとつだけ「偽物」ならぬ、「オーダー家具」を組み合わせました。左端にある戸棚です(2017.09.23)

2017.09.23

家の中心にある納戸は、5帖の広さで「L字型」に変形しています。この納戸には、色々な日用品や衣類を収納します。100cm幅の「PAX(パックス)」を2台並べました。

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扉は100cm幅の引き違いです。この引き違い扉には取っ手がなく、やや開けにくいです。「PAX(パックス)」の上段には洋服を掛け、下段には、引き出しを2段取り付けました。


和室のクローゼットに、イケアのワードローブを組み込みました。引き違い扉は、木工事で取り付けました。扉は「3枚引き」にしたので、左右どちらにも移動でき、開口幅が広くなりました。

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左側には、上着を掛けるハンガーと、5段の引き出しがあります。真ん中には、長いコートを掛けるパイプを取り付け、右側には上着を掛けるハンガーと、引き出し式ズボンハンガーです。

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ズボンハンガーは、ズボンをとるときはハンガーを手前に引き出します。収納していても見えるように、ガラスの棚を選び、96cmのハンガーに、ズボンを26~39本掛けられるそうです。


この洋服入れ本体は、造り付け家具として製作しました。引き違い扉は米松柾目合板に、風合いを残したクリア塗装をしました。

計10段分の引き出しがありますが、引き出しは造るのに手間がかかります。そこで、引き出しだけは、「PAX(パックス)」を使うことになりました。

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5段ある引き出しは、「PAX(パックス)」の750mm幅です。幅や奥行きを合わせ、引き出しレールの補強が必要でした。引き出しレールも軽く動き、とても重宝しています。


広さ3帖のウォークインクローゼット、両脇にはそれぞれの寝室があります。50cm+100cm+50cm、合計2m幅の「PAX(パックス)」を埋め込みました。背面には壁には窓があり、窓に重なるように洋服パイプが取り付けてあります。

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「PAX(パックス)」に限らず、イケアの寸法体系は、日本の「3尺」に由来する、「91cm」と異なるので、わずかに入らなかったり、余らせてしまいがちです。

当初から合計2mの幅を想定していたので、左右にぴったりと納まリした。ふたつの部屋を行き来できるのは、便利で気持ちのいいものです。

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