先端をできるだけ薄くした、木製玄関スロープ
〈9591〉
https://anity.ootaki.info/9591/
マンションで暮らし始める車いすユーザーから、バリアフリーリフォームを依頼されました。賃貸マンションなので、現状復帰できる範囲内での工事になりました。まずは、玄関の上がりかまちの段差についてでした。「スロープの先端をできるだけ薄くしてほしい」とのご要望でした。
車いすユーザーのマンションリフォームです。玄関(マンション)に置くスロープです。賃貸マンションの場合、現状復帰のしやすさも考慮しておく必要があります( 2018.07.07)
2018.07.07
上がりかまちの段差が7cm程あり、スロープを作りました。玄関ドアのステンレス製敷居の段差が、7mmありました。
スロープの長さは、スロープの先端と、敷居の段差が連続しない様に、20cm程離すこととなりました。
スロープの表面は、滑りにくい、ノンスリップシート貼りにし、先端は5mm程と薄くすることができました。スロープの先端を薄くするために、下地合板の選定から検討しました。
続く室内の廊下のフローリングは、車輪についた砂でキズがつかない様に、「おくだけ吸着」の、安価なタイルマットを貼りました。
スロープの幅は、玄関土間の幅いっばいにするのではなく、靴を1足の置く幅を残しました。玄関ドアにはつま先がぶつかるので、この面にも、「おくだけ吸着」のタイルマットを貼りました。
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大瀧雅寛 (おおたきまさひろ)
有限会社 大滝建築事務所 代表
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