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大瀧雅寛 ↘

水回り動線も考慮して、和室を寝室にリフォーム

〈9576〉

居間に隣接する客間の和室を、車いすで使いやすい寝室にリフォームしました。この部屋は居間の隣りで、水回りにも近い位置にありました。「和室の良さをできるだけ残したい」とのことでしたので、床と建具の工事のみの工事にしたのですが、コストを抑えることつながりました。

水回り動線も考慮して、和室を寝室にリフォーム

和室を寝室するバリアフリーリフォームです。床の工事は、たたみを撤去しただけではなく、床下の根太組みもいったん撤去して、根太組みから新しく造り直し、断熱材を入れました(2018.07.31)

2018.07.31

水回り動線も考慮して、和室を寝室にリフォーム

京壁や床の間、押入れなどはできるだけ残しました。床は畳を撤去し、車いす対応のフローリング貼りにしたので、押入れの下の敷居は、畳の厚さ分の6cmの段差が残ってしまいました。

水回り動線も考慮して、和室を寝室にリフォーム

既存の襖を取り外し、片引き戸は、しな合板貼りの建具に作りかえました。この建具の両端には構造柱があったので、今以上に幅を広げることができず、開口幅は75cmしかとれず、車いすで行き来する最低限の寸法となりました。

水回り動線も考慮して、和室を寝室にリフォーム

この片引き戸を開けると、広いトイレに繋がります。この広いトイレは、以前は廊下だったのですが、トイレと一体にすることにより、車いすで使いやすい、3帖の広さとなりました。

水回り動線も考慮して、和室を寝室にリフォーム

寝室はフローリング貼り、トイレはCFシート貼りと異なる場合は、「床見切り材」を取り付ける必要があり、3mm程の段差となりますが、この住まいてさんには問題がありませんでした。

水回り動線も考慮して、和室を寝室にリフォーム

この寝室には出入り口が2ヵ所あり、この3枚引き戸は居間につながります。以前は間口1間の引き違い戸で、開口幅は80cm程度はとれていたので、引き違いのままでもよかったのですが、車いすでの行き来に、ゆとりを持たせたかったことと、居間との連続感を感じられることを、大切にしたかったので、3枚引き戸にしたのでした。

水回り動線も考慮して、和室を寝室にリフォーム

この3枚引き戸はハンガーレールにしたので、床には敷居がありません。寝室はフローリングは、居間のフローリングとつながります。

水回り動線も考慮して、和室を寝室にリフォーム

床は畳を撤去し、車いす対応のフローリング貼りにしたので、掃き出し窓の敷居が、畳の厚さ分の6cmの高くなってしまいした。この窓から、車いすで出入りすることはできないので、庭へは、隣りの居間の掃き出し窓から出入りします。

水回り動線も考慮して、和室を寝室にリフォーム

洗面室からトイレ、そして寝室まで、段差なく繋げることができました。このお住まいの間取りが、寝室となった和室と、水回りスペースが隣りあっていたので、都合よくリフォームできました。

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