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ふたつの計算式で、昇降しやすい階段に

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急な階段と、緩やかな階段、どちらの階段が昇降しやすいのかは、いうまでもありませんね。そしてもうひとつ、昇降しやするために必要なことがあります。それは、階段を歩幅に合わせることです。そのための、ふたつの計算式があります。

ふたつの計算式で、昇降しやすい階段に

階段室は、住宅の中で最も、視線が動きダイナミックな空間。そして住宅内での事故が、多い場所でもあります(2019.01.13)

2019.01.13

私は子どもの頃、大工の父から自慢げに、階段についての建築用語を教えられました。

・階段1段の高さを、蹴上げ(けあげ)といい、

・階段1段の奥行きを、踏み面(ふみづら)という。

ですが、その階段は、どの様にしたら昇降しやすくなるのか、という話には、ならなかったことも覚えています。

ふたつの計算式で、昇降しやすい階段に

階段を歩幅に合わせるための、ひとつめの計算式です。

・「蹴上げ + 踏み面 ≒ 44 cm前後」にする。

そして、ふたつめの計算式です。

・「蹴上げ + 踏み面 + 蹴上げ ≒ 64 cm前後」にする。


ふたつの計算式で、昇降しやすい階段に

私が戸建て住宅で理想としているのは、この組み合わせです。

角度は37.2度と、緩やかな階段です。

ふたつの計算式で、昇降しやすい階段に

  • 19 + 25 = 44cm → ◎

  • 19 + 25 + 19 = 63cm → ◎


ふたつの計算式で、昇降しやすい階段に

ですが階段は住まい全体の中で、考えなければなりません。緩やかな階段は、面積が大きくなってしまうので、急な階段にせざるを得ないことも、あるものです。

その基準としている組み合わせです。角度は44.5度です。

ふたつの計算式で、昇降しやすい階段に

  • 22.2 + 22.6 = 45cm → ◎

  • 22.2 + 22.6 + 22.2 = 67cm → △


昔見たテレビのクイズ番組で、「なぜ、停止しているエスカレーターは、階段よりも昇りにくいのか?」と、出題されていました。

その番組での正解は、「エスカレーターの1段の高さが同じではないから」というもので、見ていた私は、「違うでしょ」と思ったのでした。

エスカレーターの、蹴上げと踏み面は、階段のそれよりも、大きくなっていて、歩幅に合っていないからだと思うのでした。

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大瀧雅寛 (おおたきまさひろ)

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