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「bFaaaP」の国際調査報告(ISR)が届きました

〈9490〉

「bFaaaP」のPCT特許出願は、日本国特許庁を調査機関とし、2018年11月に出願したのですが、その出願に対する国際調査報告書が届きました。今回の国際調査の段階では、新規性(Novelty)と、産業上の利用可能性(Industrial applicability)があると、審査官は判断しました。

「bFaaaP」の国際調査報告(ISR)が届きました

bFaaaP(ビーファープ)とは、足に障がいを持つひとや子どものための、バリアフリーピアノペダルシステムです。ピアノが好きでもペダル操作できなかったひとたちは、ジャイロセンサを取り付けたメガネを掛け、頭を上下に動かすことによりペダル操作ができるので、より楽しくピアノを演奏できます( 2019.03.24)

2019.03.24

そもそも特許は、「発明であること」が必要です。

特許法における「発明」は、「自然法則を利用した技術的思想の創作(のうち高度のもの)」でなければならなりません。

自然法則自体や、単なる発見であって創作でないものは、「発明」に該当しません。

また、発明が特許されるためには、大きくは次の3要件を満たすことが必要です。

・新規性(Novelty)

・進歩性(Inventive step)

・産業上の利用可能性(Industrial applicability)

「bFaaaP」の国際調査報告(ISR)が届きました

今回の国際調査の段階では、「新規性(Novelty)」と、「産業上の利用可能性(Industrial applicability)」はあるが、「進歩性(Inventive step)」はないと、審査官は判断しました。

「bFaaaP」の国際調査報告(ISR)が届きました

引例D1〜D5を組み合わせて、進歩性を否定してます。

「Y」というタイプのものです。ちなみに、その文献単独で、

新規性・進歩性を否定する引用文献は、「X」というタイプです。

本bFaaaPの特許請求項は、「X」文献は発見されませんでした。

「bFaaaP」の国際調査報告(ISR)が届きました

2019年1月に、日本国の審査請求をしており、2月には早期審査も請求しています。

現在は、この申請に対しての特許庁からの応答を待っている所です。

その審査過程で「bFaaaP」の発明に、進歩性があることを主張します。

また、適宜補正を行うことで、特許査定を早期に得られるよう進めていく予定です。

https://anity.ootaki.info/9490/