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機能だけではなく、遊び心を持たせた、バリアフリーなトイレ

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先日、同業の他社さんから、たくさんの間取り図を見せてもらう機会がありました。どの住まいも外観やリビングなど、それぞれ個性的なのですが、一転トイレだけは、どれも個性がなく同じだったことが不思議でした。トイレは、デザインするに値しない空間だと、思われている様でした。

機能だけではなく、遊び心を持たせた、バリアフリーなトイレ

私は今まで、住宅に限らずたくさんの建物を訪ねましたが、心に残る素晴らしい建物は、トイレに至るまで丁寧に考えられていました( 2019.05.22)

2019.05.22

オオタキラジオを書き始めて、もうすぐ2年になりますが、

住まいの空間別のハッシュタグの中で、もっとも多く書かれたのは、

「トイレ」関連の記事でした。すでに20記事を超えました。

機能だけではなく、遊び心を持たせた、バリアフリーなトイレ

予想外でしたが、なるほど、その理由はわかります。

私は、「ひとりひとりに合わせて設計すること」が、

バリアフリーに限らず、住まい全般にとって大切だと考えていて、

そのことが端的に現れるのが、まさに「トイレ」だからです。

機能だけではなく、遊び心を持たせた、バリアフリーなトイレ

私の事務所には、バリアフリー住宅のご依頼を多く頂いています。

バリアフリーなトイレは、一般的な住まいのトイレと比べると、

「大は小を兼ねる」と、「広いだけのトイレ」となりがちですが、

大切にしていることがあります。それは「遊び心」です。

機能だけではなく、遊び心を持たせた、バリアフリーなトイレ

このお住まいのトイレは、車いすでの使いやすさを考え、

2帖と広いスペースを確保し、洗面としても使える様にしました。

便器と手洗い器をわずかに傾けると、トイレ全体が楽しくなりました。

機能だけではなく、遊び心を持たせた、バリアフリーなトイレ

便器を傾けた理由は、楽しくするためだけでなく、他にもありました。

私たちは無意識にうちに、自分の体を壁に対して、

平行、直角の関係を、保とうとしていると思います。

私だけ、なのかもしれませんが... 。

機能だけではなく、遊び心を持たせた、バリアフリーなトイレ

それが、便器に腰掛けた瞬間、オーバーに言えば強制的に、

傾いた「景色」と向かい合う。それが「面白いな」と思ったのです。

便器に座った時の手元の明るさ、窓や照明との位置関係だけではなく、

「便器に座った時に、真正面に見えるもの」も、大切にしました。

機能だけではなく、遊び心を持たせた、バリアフリーなトイレ

聞くところによると、最近のスマホの普及により、

トイレの滞在時間は、長くなったそうです。

トイレの滞在時間は、ひとりひとり様々だと思うので、

機能だけではなく、「遊び心」を持たせて、

長くいても居心地よく、退屈しない様にと考えています。

機能だけではなく、遊び心を持たせた、バリアフリーなトイレ

そんな話を住まいてさんにしたら、共感いただきました。

このトイレの内装の仕上げは、住まいてさん家族のみんなで、

明るく楽しく仕上げてくれました。

お伺いすると長居したくなる、お住まいなのですが、

トイレもなおのこと、長居したくなる空間になりました。

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