杖で歩行しやすい、平坦なコンクリート打ちのアプローチ
〈9296〉
https://anity.ootaki.info/9296/
住まいてさんは気兼ねなく外出するために、杖を利用したいとのことでした。和風の佇まいのアプローチを、杖で歩行しやすい、平坦なコンクリート打ちに改修しました。
介護保険の住宅改修制度を利用した、アプローチの住宅改修です。住宅改修はの第1歩は、「外出のしやすさ」です( 2021.08.13)
2021.08.15
以前は、砂利敷きの中に天然石の飛び石が敷かれた、和風の佇まいのアプローチでした。美しいのですが、杖では移動しにくいとのことでした。
タイルの玄関ポーチのとは平にはせず、段差を残しました。段差をなくすためには、コンクリート面に傾斜を付けなければならず、この傾斜は、杖では歩行しにくくなるからです。
門周りの既存土間との取り合いは目地を切り、段差を作らないようにしました。コンクリート面に水がたまらないように、わずかな傾斜をつけました。
玄関の上がり框には、手すりの付いた踏み台と壁に付けた手すりで、段差を昇降しやすくしました。玄関の位置が門に近く、移動しやすいお住まいでした。玄関の位置の大切さを改めて実感しました。
https://anity.ootaki.info/9296/