マイセレクト
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窓の配置は、夜空に輝く星座のように夕方に出向いたのに、あっという間に暗くなりました。縦にふたつ、横にみっつ。5つ見える窓は、全て同じ正方形です。黒にまとめた外観は、より一層、この窓から溢れる灯を美しくみせているようです。
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「仕事」の反対が「遊び」なのではない今年(2018年)の夏は、とても暑く大変でしたが、仕事も遊びも充実していました。私は今、「仕事も遊びも」と、「仕事」と「遊び」を、対比する様に書きましたが、「仕事」の反対が「遊び」なのでしょうか。よくよく考えると「遊び」って何でしょうか。ロジェ・カイヨワの「遊びと人間」を読みました。何となく実感していた、「遊び」の重要性を、読み進めていくにつれて、再認識させられました。
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『建築家になりたいのなら、楽器をひとつ始めなさい』20代前半の頃の私は、建築を創り上げる哲学を教えてもらいたくて、多くの建築家を訪ね歩いていました。『建築家になりたいのなら、何でもいいから楽器をひとつ始めなさい』、ある建築家から、そう言われたことがありました。休日のお昼過ぎ、私は下のリビングから流れてくる、フルートが奏でる音に、そんな30年も前の思い出をふと思い出したのでした。
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家族の思い出の記憶装置としての空間造り付け本棚を取り付け、ピンク色のクロスに貼り替える。ただ、それだけのプチリフォームが、家族全員を楽しい気持ちにさせてくれる。住まいづくりの仕事をしていて、私が嬉しい瞬間は、こんな空間が作り出せた時です。さて、久しぶりに我が家をプチリフォームしたのですが、実はこの部屋を、何て呼べばいいのか悩んでいまして...。
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トイレこそ、個別対応のバリアフリーを大切したい場所住まいてさんと打ち合わせしていると、車いすユーザーが使いやすいバリアフリーなトイレと言っても、ひとりひとり求めるトイレが違うことに驚きます。なので、このトイレがどの車いすユーザーのとってもベストではないですが、そのひとりひとりに合わせるということこそ、バリアフリーの大切なことなのではないでしょうか。
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インターネットでの情報発信は、『声』という楽器20代前半の頃の私は、多くの建築家を訪ね歩いていて、ある建築家から、こう言われたことがありました。『建築家になりたいのなら、何でもいいから楽器をひとつ始めなさい』、その理由までは説明してくれずに『声という楽器、歌うことでもいいから』と、建築家は続けたのでした。その声という楽器、私はいつの間にか身につけているようです。この「オオタキラジオ」です。インターネットでの情報発信は、私の、『声』という楽器なのです。
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『キャリアアップが全てではないと気づいた』車いすユーザーになってこの住まいてさんは、受傷後、特技を活かして在宅で仕事をしています。「車いすユーザーになって、キャリアアップが全てではないと気づいた」、「いかに人生を充実させるかが、日々の暮らしの中で大切なのだと気づいた」、という話題になりました。
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卒業式と体育館の天井構造オオタキラジオでは、40年前、50年前の思い出話がよく出てきますが、この思い出話は、それほど古くはありません。今から13年前の話です。その日、家内の様子は変わり出したのは、午後になってからでした。夕方になり、急遽、病院に行くことになりました。家内を助手席ではなく、後部座席に乗せ、我が家を出発したのは、午後4時過ぎでした。
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残照館の屋外デッキに「心地よさパターン」を当てはめる
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「皆既月食」と、私が嬉しいと思うこと
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注文の多い料理店・序(10)2020年の紫陽花
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幼い頃の宝物のような記憶を呼び起こすこと
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意味を担っているように現れた、階段と一体となる吹き抜け
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深い森の中のブルーシートは、切り妻屋根の悲しい「住まい」
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世界がぜんたい幸福に(1)木を見て森を見ず
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「OSB合板貼り放し」安価な材料に命を吹き込む木工事
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現場の声を聞くこと。よく見てあげること
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ピンク色を大切にした、シャワー浴できる浴室
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注文の多い料理店・序(9)2020年の桜
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『ゆっくりでいいよ』の一言を添えること
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「オンライン授業」から、居心地のよい住まいに思いを馳せる・1
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『正義』と反対の意味を持つ言葉(1)
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もうすぐ50歳になる、関東唯一の屋上観覧車(丸広川越店)
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「障害」は、その人にあるのではなく、環境にあり、変えられるもの