「乗り降りスペースの確保が大切」廻り階段を昇降する、曲線型階段昇降機
〈9984〉
https://anity.ootaki.info/9984/
木造2階建ての住宅の一般的な廻り階段に、階段昇降機を設置しました。 より使いやすくするためには、階段昇降機の設置工事だけでなく、1階と2階、乗り降りスペースを確保することも大切です。1階の階段脇は洗面室だったのですが、間仕切りを撤去しアコーディオンドアに取り替え、一体と使える様にしました。
レール傾斜は最大70度まで対応できます。階段材はラワンの濃色でしたので、ブラウンのレールにしました(2017.07.06)
2017.07.06
シートが、1階にある様子です。階段昇降機は、乗り降りのためのスペースが必要です。このお住まいの階段の昇り始めは、都合よく奥に入り込んでいるので、シートの前に乗り移るスペースができました。
階段昇降機には、乗り降りのためのスペースが必要です。階段の脇には洗面室がありました。廊下と洗面室を 間仕切る片引き戸がありましたが、撤去してアコーディオンドアに取り替えました。
レールの端部です。1階の床から直角に立ち上がり、階段の傾斜と平行に2階に向かいます。
廻り階段は3段廻りです。計6段でコの字型に廻ります。丸いレールは直径が8cm、レールと壁の隙間は12cm必要ですので、壁面からレールの手前まで20cmになります。
昇降時、レールに対してシートは直角ではなく斜めの状態にして、膝はつま先が対面の壁に当たらないようにします。
2階に到着したあと、水平にレールを余分に伸ばしました。この終点までくると、乗り降りのできるスペースがあるからです。
アームレストに、ジョイスティックが設置されています。制御方法は「押し続け方式」です。押している方向に昇降機は走行します。
2階の到着しました。使用するときのシートの状態と、降りたたんだ状態です。シートの中にはバッテリーは、この状態で充電されています。
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大瀧雅寛 (おおたきまさひろ)
有限会社 大滝建築事務所 代表
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