黒衣の2階建て:田んぼのような水面
〈9976〉
https://anity.ootaki.info/9976/
暑くなってきたこの時期、庭の植木への水やりが欠かせなくなってきました。実はコンクリートも同じように、この時期「水やり」が欠かせないのです。と言うのも、日差しが強いとコンクリートの表面が、ひび割れてしまうからです。
まるで、田んぼのような水面(約100m2)。「湿潤養生」と言います(2017.07.14)
2017.07.14
コンクリート床を、午前中に打設し終えました。
数時間経ってから、もう一度現場に戻りました。
コンクリートの表面に、1cmほどの水盤をつくるためです。
この水盤が、夏の強い日差しによる急激な乾燥を防ぎます。
建築の工事では、後に他の材料で見えなくなる「下地工事」と、
そのまま仕上りとなる、「仕上げ工事」とがあります。
このコンクリート面は、このまま店舗の床となってしまうので、
とても、気になっていましたが、無事に打設し終えたので、
ここ数週間の心配がなくなり、胸が少し軽くなりました。
いざ現場が始まると、私ができることは限られていますが、
この作業なら私でもできます。明日からは7月の3連休なので、
毎日、水撒きに来るつもりです。
『そこに自生していたかのような建物』が、
あるべき建物の姿だと聞いたことがあります。
このように手間をかければ、その姿に近づいていくように感じました。
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