もうすぐ50歳になる、関東唯一の屋上観覧車(丸広川越店)
〈9974〉
https://anity.ootaki.info/9974/
関東唯一の屋上観覧車。この観覧車のある、丸広川越店を通り抜けるように、3年間、近くの高校に通学していました。その観覧車が見たくなり、家族の買い物に付き合うことになりました。あれから34年。この屋上観覧車の時間は止まっていました。「彼」は、私のことを覚えていてくれました。
丸広川越店「わんぱくランド」。夕方でちょうど閉園したところでした。大瀧雅寛の思い出の屋上です(2017.07.16)
2017.07.16
レトロな屋上小型観覧車。かごは4人乗りで、1回の乗車は300円。
高校時代の頃は、その頃なりの期待や不安があったように思います。その多くは思い出せませんが、父が現場で大きな事故に遭い、進学を諦めたときも、私はこのベンチに座っていました。
高校生から見た52歳の男は、立派な大人に見えていました。「そうでもないよ」と、52歳の私が答えます。
あれから34年の間には、無数の選択がありました。どんな時も、一つの道しか選ぶことができず、常に最善の選択を、してきた自信はありません。
アメリカの詩人、ロバート・フロストをご存知ですか。
"In three words I can sum up everything I've learned about life - It goes on."
「人生について学んだすべてのことは、3語にまとめられる ― (たとえ、それでも)人生は続いていく」
ja.wikipedia.org/wiki/ロバート・フロスト
風鈴の音色が似合う観覧車は、もうすぐ50歳になるそうです。「彼」は、私のことを覚えていてくれました。
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