通りすぎるだけの渡り廊下を、美しい空間に〈9973〉

通りすぎるだけの渡り廊下でしかないが、こんな空間こそ、美しい空間に昇華させないといけない。とうとう私には作図できませんでしたが、現場ではひとりの大工(弟)が、その条件を合理的に解決し、最初から計画されていたかのように造ってしまいました。

通りすぎるだけの渡り廊下を、美しい空間に

新しい園舎と古い園舎とをつなぐ渡り廊下。両端の園舎は、すでに完成していて平行ではない。床高さも違うので、緩やかな傾斜を付けること(2017.07.17)


片流れ屋根をひばの柱と桁で支え、杉の腰壁にひば無垢板の床という、

一見、地味な渡り廊下です。途中で「くの字」に折り曲げました。

左手には、遠くまで広がる畑や森があるので、

手すりの高さは、子どもの視線を遮らないようにした。

細長い路地のような空間、この空間は途中わずかに右に曲がる。

ずっと昔に、どこかで体験したような... 。