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大瀧雅寛 ↘

居間の隣りの寝室に、桐で造った高床を

〈9962〉

1階の居間の脇に寝室がある間取りです。居間からつながるコルクの床に、そのまま布団を敷くことには抵抗があったので、この寝室は床を高くし、その下を収納にしました。市松模様の桐板は4枚で1組の、ふたになっています。

居間の隣りの寝室に、桐で造った高床を

不要になったときは撤去しやすいように、この高床は造付け家具のように造りました。腰板に、しな合板を貼っているのは、猫対策のため(2017.07.28)

2017.07.28

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居間の延長として使う部屋でもあるので、高床の高さは、いすの座面と同じくらいの40cmにしました。何とか一歩で上がれる高さです。厚さ28mmの桐の無垢材、うすくクリヤー塗装をしました。

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1枚45cm角の桐の無垢材が、市松模様になるように、4枚分を90cm角の合板に貼り付け、ふたにしました。開けると全面が収納になっていますが、軽くはないので、かさばる季節ものの収納に、限られそうです。

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このような高床は、将来、住まいてさんが高齢になったときには、不要になるかもしれません。取り外せることを想定しておきます。

また、寝室の左側の間仕切り壁は洗面室に面していますが、その間仕切り壁も、撤去することができます。

必要になったときには、寝室と洗面室とつなげることができます。若い住まいてさんご夫婦でも、このような配慮を提案しました。バリアフリー住宅では、このような可変性を大切にしています。

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