wikiサービス「Scrapbox」をご存知ですか
〈9943〉
https://anity.ootaki.info/9943/
「Scrapbox」をご存知ですか。wikiサービスです。情報をあるページに書き込み、単語やフレイズにハッシュタグを付けると、自動的に関連するページ同士を繋げてくれるのです。このブログの記事管理だけではなく、日々の仕事でも欠かせないものになっています。
「Scrapbox」の「第1回 drinkup meeting」に、私も参加しました。当日、発表された、Scrapboxのマスコット、しっぽに色々なパーツを溜め込む、ビーバー君。キャッチコピーは「Build from Scrap」(2017.05.26)
2017.08.16
Scrapbox
Gyazoの開発元Nota Inc.から発表された全く新しいwikiサービス、Scrapbox。
様々なwikiや仕事効率化ツール、これまでたくさん試してみたものの、いまだにピンと来るものに出会えていないという皆様、お待たせ致しました。
Scrapboxはありとあらゆる情報をたった一箇所にまとめ、自在にオーガナイズすることのできる全く新しいwikiサービスです。
Scrapboxは、一言で言うと、ウィキペディア(Wikipedia)のような、書いたらすぐにプレビューできる、「Wiki」ということになります。まずは、Scrapboxのヘルプページをご覧ください。
・チームのための新しい共有ノート ・すべてをリアルタイムに ・いつでも整理された状態に ・重要な情報を見える場所に ・まじめな話も、カジュアルな話も ・数え切れないほど豊富な機能 ・新しい情報管理を今日からはじめよう
書き方のルールは、こちらにあります。 Scrapbox - 記法
私がこのブログで利用している様子をご紹介します。フォルダや階層化という概念がないので、トップページでは画面一面に、それぞれのページが、1枚ずつカードのように並びます。
たくさんのカードがあっても、それぞれのページの画像も表示されるので、目的のページをすぐに見つけられます。
上段には書きかけの記事、中段から下段は投稿済みの記事、自分が求めるように、自動的に整理されていきます。
タイトル順に並べたり、編集日順に並べたりと、自由自在です。編集したい記事をクリックすると、その詳細ページが開きます。
例えば、この記事の詳細ページを、開きたいときは、たくさんの記事の中から、この記事のトップの画像、「ビーバー君」を探して、クリックします。
「画像を文章の区切りにする」のが私の書き方です。画像の上下に文章を書き込んでいきます。編集もプレビューも同じ画面なので、投稿されるブログを思い浮かべやすいです。
記事中の単語やフレイズに、「 "#" ハッシュタグ」を付けたり、「 " " 」で囲むと、記事同士を繋ぐ相互リンクになります。
それと同時に、相互リンクになった記事が一覧表示されるので、キーワードとなる、単語やフレイズの選択が重要になります。
私が「Scrapbox」を知るきっかけとなった、塩澤さんのブログ、「shiology」をご紹介します。塩澤さんのブログからは他にも、「親指シフト」や「Workflowy」など、色々なことを教わりました。
単語やフレイズを " " で囲むとリンクになって、同じ単語・フレイズを含む他のページと自動でつながってゆく。そこで " " で囲んだ語を「きずな語」と勝手に呼んでいます。
情報と情報とを連結して行く結節点、いわば脳内のシナプスです。
きずな語によって自動的にリンクされたリンク先に行くと、リンク元も表示されているから、「どこにリンクしているか」だけでなく「どこからリンクされているか」も一目瞭然。
だからScrapboxに情報を置けば置くほど、 をつければつけるほど、情報同士が有機的につながる面白さ。自分の脳内をのぞいているみたいな「感触」。
読書をする時は「京大式カード」に、忘れたくない1行を書き込みながら、読み進めていきます。その時の気分で、「Scrapbox」に直接、書き込んでいくこともあります。
私は、「知的生産術」や「情報整理術」が好きなのですが、ことごとく挫折してきました。「Scrapbox」なら、この先も、長いお付き合いができそうです。
googleアカウントがあれば、すぐに使い始めることができますよ。「Scrapbox」楽しいですよ。みなさんにも、おすすめします。
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