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大瀧雅寛 ↘

我が家をご紹介します(玄関・廊下)

〈9899〉

101番目の投稿は、我が家のことをご紹介させてください。私の住まいは埼玉県の西部、狭山市にあります。新宿まで電車で50分程の所です。七夕祭りで有名な、入間川の北岸に拡がる、分譲地の中にあります。建築家らしくない家だねと、ご近所さんから言われている家ですが、どうぞ、お上りください。

我が家をご紹介します(玄関・廊下)

我が家は、大滝建築事務所の「リフォーム」の、ショールームを兼ねています。ご興味のある方は、ぜひ、いらっしゃってください。春になると桜が咲き並ぶ、遊歩道が近くにあります(2006年撮影)

2017.09.29

2002年、この築25年の中古住宅を、購入することができました。

住みながらではできない、大掛かりなリフォームを終えてから、

引っ越しをする計画を立てました。 当時、私は30代後半でした。

この先もう一度くらいは、リフォームする機会があると考え、

車いすを想定するほどの、バリアフリーにはしませんでした。

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どうぞ、お上りください。

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まずは玄関室から、ご紹介します。

2帖しかなかった玄関を、3帖にしました。増えた1帖分は、トイレでした。

窓が不自然に、ふたつ並んでいますが、右側の小さな窓はトイレの窓でした。

造り付けの玄関収納は、高さは70cm、奥行きは40cm、長く低く造りました。

飾り棚を兼ねるようにしました。3月のひな飾りの写真です。

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玄関の真正面には、壁を造りました。マティスのポスターが掛けてあります。

「玄関ドアを開けたとき、視線を壁にぶつける」と、私は言っています。

これは玄関土間から、廊下や家の奥まで、見通せないようにすることにより、

玄関に部屋としての性格を与え、簡単な接客をしやすくするためです。

ご近所さんが来ると、よく玄関ドアを半開きにして、応対する場面があります。

視線を壁にぶつけて置くと、家の中が丸見えにならないので、

ご近所さんが不意にいらっしゃても、玄関の中にまで入ってもらえます。

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玄関を右に曲がると、LDKに向かう廊下です。

この廊下の左側には、階段と、その隣りに洗面室の入り口があり、

右側には、外出着専用の収納と、和室の入り口があります。

洗面室、和室とも、LDKに面しているので、

ぐるりと8の字に、ひとまわりできる動線になっています。

階段の位置は変えませんでしたが、カーペットを貼り替えました。

蹴込み(垂直面)は、合板貼りにして白く塗装し、

踏み面(水平面)にだけ、タイルカーペットを貼りました。

蹴込み(垂直面)と、踏み面(水平面)にメリハリができて、

階段の段鼻(先端の角)が、くっきりと見えるようになりました。

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LDKから、廊下越しに玄関を見ると、こんな感じです。

私はこんな風に夕方、我が家に帰ってくると、

洗面室で着替えをすると、ダイニングテーブルに腰を下ろします。

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