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我が家をご紹介します(キッチン・食器棚)

〈9896〉

我が家のキッチンを、ご紹介させてください。流し台の位置は大きく移動しました。 多少使い勝手が悪くても、対面式キッチンにしたかったからです。キッチンは6帖ほどのスペースがありますが、流し台と食器棚が、L字形に直交するレイアウトです。これもまた、「ひとさま」の家ではできないことですね。

我が家をご紹介します(キッチン・食器棚)

リフォーム前の流し台は、この窓に向かって流し台があったのですが、その位置では、リビングやダイニングに背を向けることになってしまいます。2006年撮影(2017.10.02)

2017.10.02

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このL字形のキッチンを、使いやすくするためには、食器棚が重要でした。向かい合わせの、造り付け食器棚を造りました。シナ合板のクリア塗装です。食器棚には食器だけでなく、食品やお菓子、 書類や薬品なども収納します。

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窓に面した側の食器棚は、カウンターになっています。家内はこのカウンターで、郵便物や料理の本を読んでいます。小さな窓を造っておいて、よかったと思いました。夜間も使っているようなので、照明器具を取り付ける予定です。

写真にはごみ箱を入れませんでしたが、この食器棚の右側に、プラスチック類と、可燃物の、ふたつのごみ箱が置いてあります。

冷蔵庫だけは、流し台の背面に置くことができました。冷蔵庫の天井が低くなっているのは、階段の下だからです。

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冷蔵庫側の食器棚には、調理家電スペースがあります。ホームベーカリー、炊飯器、トースターが置いてあります。

右側に見える引き戸は、洗面室への近道です。引き戸を開けると、洗濯機が置いてあり、その先には洗面台です。普段は開けっ放しにもできるので、引き戸にしておいてよかったです。

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向かい合わせの食器棚の間を通り抜け、洗面室に向かうことができる。洗面室から廊下に、廊下からLDKに戻ってくる。ぐるりとひと回りできる「回遊動線」は、とても住みやすいです。

LDKから洗面室へと向かうとき、「どちらのルートで行こうかな」と、「キッチンの混み具合」で、ルート選択できるのは、ちょっとした贅沢です。

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リビングから、キッチンを眺めた様子です。ついたての様な小さな壁が、流し台を隠しますが、この壁の中には、構造上、抜けない柱が2本あります。インターホンも取り付けました。

キッチンから、リビングを眺めた時には、リビングの様子だけでなく、リビングに置いてあるテレビや、庭で遊んでいる様子も確認したいです。

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調理をしている時に、眺めたいものを考えました。ダイニングの出窓の外の景色、道路の様子、天候などですかね。ダイニングテーブルに向かう、家族との会話できることも大切です。


キッチンからカウンター越しに、ダイニングを見た風景です。私は左側の本棚を背にして座り、娘は窓を正面にして座ります。ふたりが、テーブルに向かい合う風景が微笑ましいと、家内は言っています。

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