車いすユーザーも使いやすい、コンパクトな食器棚
〈9859〉
https://anity.ootaki.info/9859/
食器棚の間口を十分に確保できないときは、縦方向に収納スペースを確保していきますが、車いすユーザーは、高い位置の収納は使いにくくなります。このお住まいは食器棚スペースが十分には確保できず、間口90cmのスペースに、コンパクトで多目的な食器棚を造りました。
2台ある冷蔵庫の脇のスペースに、コンパクトで多目的な食器棚を造りました(2017.11.08)
2017.11.08
両開き扉の食器棚の上部は、食器を収納するスペースです。扉のない中間部は、可動棚とスライド棚になっています。
このスライド棚には、炊飯器を置きます。スライド台を引出して、お茶碗にご飯をよそいます。車いすのアームレストが、このスライド台がぶつからないように、床面から、スライド台下端までの高さは重要です。
食器棚の下部は、ゴミ箱のスペースにしました。4台のゴミ箱が一緒にでてくる、ゴミ箱ワゴンを造りました。ワゴンの内側をゴミ箱の寸法に合わせるのは、意外と大変でした。
スライド台もゴミ箱ワゴンも、頻繁に出し入れするので、大きなハンドルを取り付けました。
食器棚のある壁の対面側には、260cm程の幅の出窓があります。ベンチのように座れるように、出窓の高さを低くしました。出窓の端に本棚のような台を造り、電子レンジスペースにしました。
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