家内を連れて来たかった『食堂cafe COUCOU』
〈9841〉
https://anity.ootaki.info/9841/
なぜでしょう。どうしても、結婚記念日が覚えられないのです。2017年11月4日、15回目の結婚記念日に気づいたのは、またしても数日後でした。そんな私は、ひらめきました。初めて来店した瞬間、「次は家内を連れて来よう...」と思っていた、埼玉県坂戸市の『食堂cafe COUCOU』に、家内を誘ってみたのです。
「濃厚チョコマフィンのプレート 」をいただきました。生クリームがたっぷりの、濃厚チョコマフィンです。お隣りのテーブルのランチプレートも美味しそうです(2017.11.19)
2017.11.26
というのも、家内は、「インテリア好き」「甘いもの大好き」なので。フランス語で「ambiance(アンビアンス)」という単語があるそうです。雰囲気とかムード、と言う意味です。言葉では表現しにくい、街や空間の雰囲気を、表現するときに便利な言葉です。
われわれ建築家は、いわゆる〈まち〉の雰囲気をあらわすのに、よくこの表現を使う。
アンビアンスは、人びとがある一定の領域の中に、おたがいに類似した情熱をもち合った時に発生する。
槇文彦『記憶の形象―都市と建築との間で』筑摩書房 1992
とても居心地の良いお店です。私がそう感じるのは、『座る場所が、ちゃんとある』からなのです。大きなセンターテーブルに、でんと座るもよし。
大きな窓に面した、入り口に近いカウンター席で、ぼんやりと、外の景色を眺めるもよし。
私たちは無言で、入り口からもっとも離れた、対角の位置にある、この、小さなテーブルを目指しました。これが「15年の月日」というやつですね。さすがです。
訪問者のみなさまは、独身者、既婚者のどちらなのでしょうか。既婚者の方に聞いてみたいのが、プロポーズの言葉です。
ちなみに私は、「あなたの家を造らせてください」みたいなことを言ってしまい、家内を「ドン引き」させてしまった経験を持ちます... 。
果たして、その約束(かなり縮小されたにせよ)が、達成できたのか、達成できなかったのか... 。その判断は、訪問者のみなさまに、お任せいたします(家内にではなく)。
これからも毎年、結婚記念日には『COUCOU』に来ることにします。
「かわいくて安心なお料理」をテーマに
化学調味料を使わず
地元の無農薬野菜主体の
ココロとカラダに優しい手づくりメニューを
心がけています。
世の中が、ちょっとずつ良くなることが
COUCOUの願いです。
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