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大瀧雅寛 ↘

3階のバルコニーから、夕暮れの富士が見えました

〈9828〉

今まで、住まいてさんに内緒にしていたことがあります。3階のバルコニーについて、「交差点の角に向かって、大きなバルコニーを造り、道ゆく人たちに、狭くるしさを与えないように」とだけ、説明していました。実は、もうひとつの「ねらい」がありました。『富士山が見える』ということです。

3階のバルコニーから、夕暮れの富士が見えました

当地、埼玉県西部からは、12月になると富士山に向かって夕日が沈みます。とはいえ今日のように、雲ひとつない、夕暮れの富士が見えるの日は、そんなに多くありません(2017.12.09)

2017.12.09

住まいてさんに内緒にしていたのは、もし見えなかったら、住まいてさんを、大きく落胆させてしまうからでした。

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街角に建つ建物は、その町並みの風景を決定します。その建物によって、その街並みの印象が決まってしまうからです。町並みに対して責任を持てる、外観にしました。

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建築工事は、内部工事の前に外部工事から進みます。外部工事は、天候に大きく左右されます。

12月になっても、風もなく暖かい日が続き、ありがたいです。12月は日が短く、あっというまに日が沈み、暗くなってしまいます。

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それにしても、「高さ」のメリットって、すごいですね。前面道路から富士山の方を眺めても、富士山が見えることはありません。ですが、この道路から、6.5m上がってみると... 。

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隣接するマンションの脇の夕空に、「鉄塔、送電線、電柱、電線」。私たちの生活を支えてくれる、「ライフライン」を額縁として、夕空を背にした、富士山が微笑んでいました。

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