木製にこだわった、L型バリアフリーキッチン
〈9787〉
https://anity.ootaki.info/9787/
このキッチンコーナーは、広いリビングの端にあります。3帖に満たない広さ、1辺2m程の正方形の空間に合わせた、L型バリアフリーキッチンを造りました。リビングからは、丸見えになってしまうので、リビングのインテリアに合わせた、木製にこだわったキッチンです。
木製にこだわった、L型バリアフリーキッチンです。水栓器具は、シンクの手前右側に取り付けました。キッチンに置くものは、あえて扉で隠すのではなく、見える収納になりました( 2018.01.19)
2018.01.19
カウンターは木製で、ゴム集成材を水性ウレタン塗装をしました。シンクの深さは140mm程と浅くして、車いすで入ったときに、シンクの底が膝が、ぶつからないようにしました。
水栓はタッチレス水栓で、吐水口先端に手をかざすと水が出てきます。水栓の位置はできるだけ、手前に取り付けました。
このキッチンの下部は、オープンになっています。給水給湯配管を隠すために、可動式の板で半分だけ隠します。漏水の点検が簡単にできるようにするためです。排水トラップは薄型のものにし、排水管は左奥に寄せました。
キッチン壁面の白いタイルは、イタリアから輸入したものです。タイルの粗面仕上げの面白さを、引き立てるように、タイルの貼り方は、縦の目地を半分ずつずらす、「2丁掛け」貼りにしました。棚板の大きさや位置は、このタイルにぴったりと合わせました。
IHコンロは、45cmの2口タイプです。隣りには電子レンジを置く予定です。レンジフードは、掃除のしやすいノンフィルタータイプにして、立ち上がらなくても操作できるよう、リモコンも用意しました。
『扉で隠すのではなく、見える収納にしたい』とのご要望でした。住まいてさんが、キッチンから離れた所からでも、どこに何があるのか、ヘルパーさんに、お願いしやすくなるからです。
3段ある棚板の、下の棚板は固定とし、上と中の棚板は可動にしました。棚板の入隅は曲線を持たせ、タイルの中に棚板レールを埋め込みました。
キッチンの高さは、床から795mmです。キッチン下部は、オープンになっていますが、この先、必要なワゴンを製作していきます。
住みこなし方が上手な、住まいてさんですね。こんなキッチンなら、リビングから丸見えになっても大丈夫です。むしろ、キッチンが見えていた方が、楽しいリビングになりました。
たくさんの友人たちが訪れた際にも、喫茶店のようだと好評のようです。
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