ショールームをお借りして「入浴方法」を考える
〈9739〉
https://anity.ootaki.info/9739/
とあるショールームの、ユニットバスの展示スペースに、木製入浴台や断熱材を持ち込み、私たちは1時間ほど、このような怪しいことをしています。実はこれ、『なんとかして、浴槽に浸かりたい』という、車いすユーザーさんのための、入浴方法を検討しているのです。たまたま、住まいてさんのお宅と同じユニットバスが、近所のショールームに展示してあったのです。
住まいてさんのお宅までは、高速道路を利用しても2時間ほどの遠距離でした。そこで、ご近所のショールームをお借りしての、いわば私たちの考えた「入浴作戦」会議中なのです。 ひとりひとりに合わせる、 浴室になりますでしょうか( 2018.03.08)
2018.03.08
以前、『シャワーしか浴びないので、浴槽はなくてもいいです』という、住まいてさんがいて、真夏でも浴槽に浸かりたい私は、とても驚きました。
また、車いすユーザーの方の中には、浴槽での入浴が大変な方がいます。浴槽での入浴を諦め、シャワー浴にするか、介助入浴になってしまいます。この住まいてさんは、私同様、『浴槽に浸かりたい』とのことでした。
さて、入浴方法をシミュレーションしてみます。まずは、車いすから洗い場の床に腰を下ろします。洗い場の床面から、浴槽の縁までの高さは「40cm」あります。その高さを、2段で上がってもらいたいのです。
浴槽に対して、後ろ向きの姿勢になります。緑色の断熱材に両手を載せれば、腰を浮かべることができます。入浴台の奥行きが少ないので、不安定にならないのか心配です。
浴槽の縁まで上がると、浴槽の中へと入っていきます。浴槽の中にも入浴台を置いたので、入りやすそうです。
また、浴槽から上がり車いすまで戻る、この反対となる手順は、入る手順と同じになるとは限らないので、そちらの検討も大切です。
このような仮設入浴台でも、作るとなれば何時間もかかってしまいますが、私の所では、すぐに弟の作らせることができるのです。
このようなカーブをしている浴槽の形に、ぴったりと合わせるのは、大変なのです。隙間が空いてしまいました。次回また修正します。
さて、満を持して、住まいてさんのお宅にお伺いしたのですが、問題発生、大き過ぎたようです。さて、どうしたものでしょうか... 。
https://anity.ootaki.info/9739/