掃除機まで収納する、壁一面の造り付け食器棚〈9735〉

食器を収納するので「食器棚」というのでしょうが、このお住まいの「食器棚」は、LDKで使うモノを幅広く収納できるようにしました。そうなったらなったで、「食器棚のどこにしまったっけ」となりがちですが、「引き違い扉」と「横並びの引き出し」で、その問題を解決しました。

掃除機まで収納する、壁一面の造り付け食器棚

左側のキッチンにも、システムキッチンと合わせた食器棚があります。正面の腰窓からは、お隣りさんのお庭にある「桜」を借景させてもらいました。今年ももうすぐですね。お邪魔させていただきましょうか(2018.03.12)


この食器棚のメインの収納部分は、2組の「引き違い扉」にしました。

掃除機まで収納する、壁一面の造り付け食器棚

「扉を開けても身体にぶつからない。開けっ放しにして内部を一覧できる」

「地震の際も、開き扉に比べると建具が開きにくい」

食器棚は「開き扉」が多いですが、「引き違い扉」の方が長所が多いです。

最上部の扉は、天井面に跳ね上げる扉です。


引き違い扉の下には、「横並びの引き出し」が並びます。

引き出しは縦に並べるよりも、このように横に並べた方が、

引き出しに収納したものを探すのに、都合がいいものです。

掃除機まで収納する、壁一面の造り付け食器棚

また、低い位置の引き出しを作ってしまうと、膝を曲げなければ、

引き出しを開けられないので、膝を曲げにくい方には使いにくくなります。

引き出しは10cmほど出っ張らせ、この部分を手すり代わりにしました。

立っている姿勢で扉を開閉するときに、ここに手をおくことができ、

より安全に、食器などの出し入れができるようになりました。


掃除機を一番使いたい場所は、LDKではないでしょうか。

ですが普段、掃除機をしまっておくの場所は、

廊下の隅にあるような、物入れなのではないでしょうか。

掃除機まで収納する、壁一面の造り付け食器棚

「掃除機」を食器棚に収納することには、ややためらいがありましたが、

勝手口の脇の、この食器棚の左端に、掃除機を収納することにしました。

既製品の食器棚では、掃除機の収納を想定したものはありません。

これも、「造り付け家具ならでは」の長所です。

掃除機まで収納する、壁一面の造り付け食器棚

何よりも造り付け家具の長所は、建物に合わせた寸法・面材にできること、

そして、建物にしっかりと固定できる耐震性です。

また、食器棚は立ったままで使うことが多いので、

立ったままの姿勢で使いやすくする工夫を、加えることもできるです。