「子育て支援室」への送り迎えで、私が学んだこと
〈9712〉
https://anity.ootaki.info/9712/
この保育園は、入園していない子どもさんたちが遊びに来られる、「子育て支援室」を併設しています。保育園の開園後、娘はこの「子育て支援室」に通い始め、私も時たま、送り迎えをすることになりました。娘もまた、この「子育て支援室」の、主役のひとりです。娘はゼスチャーや笑顔で、何を私に伝えてくれようとしているのか、思いを巡らせました。私は娘から、何かを学べそうでした。
娘は満面の笑みで、私を迎えてくれました。子どもが1年ずつ成長するように、私も1年ずつ成長しているようでした。そしてこの2018年も、去年よりは少しだけでも成長したいと願っています(2018.04.04)
2018.04.04
『この人が私のパパだよ!』と、私を友だちに紹介しているのかな... 。
『パパが、この部屋をせっけいしたのだよ』と、自慢して欲しいな... 。
『今日も、とっても楽しかったんだよ!』
『パパ、向こう見て!』
私は、娘が指差す方に、振り返りました。
娘は何を、私に伝えたいのだろう... 。
それは中庭にある、すべり台なのかもしれない。
中庭の中心に立つ木の葉、緑色から赤くなってきたことかもしれない。
それとも、中庭の向こう側の園舎、園舎にいるいつでも優しい、
お兄さん、お姉さんたち、なのかもしれない... 。
保育園のお兄さん、お姉さんたちが、「子育て支援室」に遊びに来る、
娘たちの遊び相手になってくれていると、先生から聞きました。
この保育園、子育て支援室が、そんな舞台となっているのです。
私は嬉しくなってしまい、私は、ほとんど泣き出しそうでした。
この保育園は、たくさんの杉や桧、ひばなどの無垢材で造られています。
ですがこのことは、この保育園では、一番大切なことではありません。
また、円弧を描く屋根組みに、正確な「x,y,z」の3座標を与え、
それぞれ広い保育室を確保しながらも、複雑な木軸構造を成立させました。
ですがこれもまた、この保育園では、一番大切なことではありません。
では、私は何を大切にしたかったのだろう。
昼休みが終わってしまいました。明日に続きます。
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大瀧雅寛 (おおたきまさひろ)
有限会社 大滝建築事務所 代表
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