強い西日を遮りたい、サンシェードで玄関ドアを日陰に
〈9647〉
https://anity.ootaki.info/9647/
以前、建てさせて頂いたお住まいです。『夏になると、玄関のあたりが暑くなってしまう』とのお話しを、住まいてさんから聞きました。西向きの玄関なので、午後2時を過ぎると、西日があたってしまい、アルミ製の玄関ドアが熱を伝えてしまっているようです。そこで、サンシェードを取り付け、玄関ドアが日陰になる様にしました。
今回のメンテナンス工事は、玄関扉の暑さ対策でした。今日(2018年7月23日)も、日本列島は高気圧に覆われ、埼玉県熊谷市では「41.1度」、国内の観測史上最高を更新しました( 2018.07.23)
2018.07.24
取り付けたのは、リクシルの「スタイルシェード」です。破風板の雨といの下に、ぴったりと納まりました。使わないときは、ボックスの中にすっきり収納できます。
間取りを計画している際、玄関ドアを開けた時に、家の中が丸見えにならないように、道路向かい側に建つ、玄関ドアの位置は、2軒の隣家の「隙間」に合わせました。
なので、西日を考慮して、玄関ドアの位置は、軒先から2mと、大きく後退させましたが、西日を遮る隣家がないので、午後2時を過ぎたあたりから、玄関ドアに、強い西日があたり始めるのです。
「スタイルシェード」は、太陽の熱を約8割カットします。なるほど、半透明な影をつくっています。期待できそうです。当初、玄関ドアそのものの、断熱対策を考えていたのですが、すだれやよしずの様に、玄関ドアを「日陰」にしたのでした。
最近建てられる戸建て住宅の外観は、凹凸のない直方体にして、デザインを整えることが多いようです。私には魅力的には見えません。建物だけでデザインを整えるというよりは、日差しが作りしてくれる、「陰影」の面白さを、うまく利用した方がいいと思っています。
というのも、日差しの変化は、季節や時間によって、刻一刻と「変化」してくれるからです。
話は変わりますが、季節を思う時、私は「コルクの栓抜き」の様な、あの「螺旋」を思い浮かびます。螺旋というのは、一回りすると、元の位置に戻ってくるのですが、1段上になっています。
何も前進してない様な毎日でも、1年の単位で振り返ってみると、「少しは成長しているな」と、思えることが似ているからです。
https://anity.ootaki.info/9647/