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通風雨戸を「賢く」使う、真夏のプチリフォームにおすすめ

〈9644〉

最近、建てられる住まいは、「雨戸」を見かけることが、ほとんどなくなりました。サッシと一体となった、「シャッター付きサッシ」が主流になっています。「引き戸」同様に、雨戸も現在の住まいでは、古く見えてしまうからなのでしょうか。ですが「雨戸」も静かに進化していて、住まいてさんから、『いくつかの窓で、通風雨戸を使いたい』と、ご要望いただきました。

通風雨戸を「賢く」使う、真夏のプチリフォームにおすすめ

記事を書いている現在、台風12号が勢力を維持したまま、北から北西に進み、伊豆諸島付近に近づいています。私の小学生の頃は、台風対策のために、木製の雨戸が強風で飛ばされないように、父と一緒に釘で打ち、雨戸を枠に固定したものでした(2018.07.27)

2018.07.27

この部屋の東面の引き違い窓には、雨戸を取り付けました。

手前の引き違い窓と同様に、雨戸も2枚になっていて、

その内の1枚(右側)を、「可動ルーバー雨戸」にしました。

通風雨戸を「賢く」使う、真夏のプチリフォームにおすすめ

「可動ルーバー雨戸」なら、雨戸を閉めたままでも、

ルーバーの角度が調節できて、採光や通風が可能です。

『できるだけエアコンを使いたくない』という、

住まいてさんの要望に、答えられそうです。

通風雨戸を「賢く」使う、真夏のプチリフォームにおすすめ

また、この「可動ルーバー雨戸」により、

「雨戸は夜だけ閉めるもの」という、概念も変わりそうです。

夏季の日差しの強い日中、雨戸を閉めても部屋が真っ暗にならず、

日射を遮蔽し冷房効率もよくなる、「賢く」利用した方がいいようです。

通風雨戸を「賢く」使う、真夏のプチリフォームにおすすめ

2階に見える窓が、「可動ルーバー雨戸」を取り付けた窓です。

このお住まいでは、窓の役割に応じて、

シャッターと雨戸とを使い分けています。

既存のお住まいでも、簡単に施工できるので、

真夏のプチリフォームにおすすめです。

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