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遠くまで届くことを願い、時間を超越したい

〈9642〉

「自転車で日本一周」で検索してみると、その偉業を成し遂げた、達人たちのブログが見つかりました。たくさんの困難にもめげなかった達人たち。「何が一番、大変だったか?」という自らの問いに対して、待ち受けていた様々な困難ではなく、「日々のブログの更新こそ、実は辛かった」とあり、思わず、なるほどとうなづいてしまいました。

遠くまで届くことを願い、時間を超越したい

2018年7月16日の「海の日」に、葛西臨海公園を訪ねました。遠くに見えるのは、展望広場レストハウスの「クリスタルビュー」です(2018.07.29)

2018.07.29

私が「書斎」と称している、わずか4帖半の寝室は、

東側道路に面した、2階の北東の角部屋です。

ベッドから起き、朝日の射し込む窓を背にした机に向かえば、

10秒も経たないうちに、キーボートから入力できる様になっています。

遠くまで届くことを願い、時間を超越したい

朝目覚めて、「ふと頭に浮かぶイメージを逃さない」ためなのですが、

残念ながら、そんな準備万端の時には、アイディアは降ってこないのです。

(アイディアが閃くのは、運転している時など両手がふさがっている時)

遠くまで届くことを願い、時間を超越したい

たいていは、目が覚めてしまったから、寝ててはもったいない、

という感じで、しぶしぶと、マックの前に座るのではなく、立つのです。

(最近、書斎から椅子を無くして、立った姿勢でマックに向かいます)

遠くまで届くことを願い、時間を超越したい

何を書こうかな、などと書き始めてみると、

少しずつ、断片的なテキストがつながっていって、

次第に、自分が主体的に書いているというよりも、

誰かに書かされている様な気持ちで、

気がつくと書きあがっている、の繰り返しです。

遠くまで届くことを願い、時間を超越したい

私はブログを書くこと自体は好きなのですが、ひとつの記事を書くのに、

2時間以上もかかるので、これほどの時間を投資していいのかと悩みます。

ですが、それでも、書き続けたい理由とは何なのかと、考えてみました。

遠くまで届くことを願い、時間を超越したい

それは、オオタキラジオを通じて、「誰か」と、繋がりたいからです。

お読み頂いている方のほとんどは、実際にお会いした方なのでしょう。

お読み頂くことが、継続していく力になっています。感謝しています。

遠くまで届くことを願い、時間を超越したい

そして同様に、私の日常の生活では、出会うことのできない、私から

「遠く」離れている人たちにも、読んでもらえることを願っています。

「遠く」とは距離だけでなく、年齢、仕事、考え方、そして時間です。

遠くまで届くことを願い、時間を超越したい

私はいないであろう、2050年以降の未来の人たちに、

30年も40年も前の出来事を、3、4日前のことのように、

うれしいことも、かなしいことも、語りかけたいのです。

書き記す内容に、意味があるのか、意味がないのかを、

私自身が判断せずに、読む人の判断にまかせられる様に、

私が日々の生きていく中で、また仕事から学んだことを、

とにかく、フラットに並べていく様に書いています。

遠くまで届くことを願い、時間を超越したい

例えば、東伊豆の海岸の堤防に、うつ伏せになって、

夢中で貝殻にカメラを向け、地元の方から呆れられたことも、

いくつもの住まいづくり仕事を、競合他社に奪われしまい、

住まいづくりの記事が、書けなくなってしまったことも。

遠くまで届くことを願い、時間を超越したい

私が学校で習った歴史が、苦手だったのは、

歴史は、勝者だけの記録でしかないからです。

私が、オオタキラジオで大切にしたいことは、

勝者からの視点ではなく、敗者からの視点です。

 

時代の「先駆けとなる者」の視点ではなく、

2000年を中心とした、前後80年ほどの時代を、

ひとつひとつ「観察していく者」の視点です。

  

時間と同期せずに、時間を超越したいのです。

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