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大瀧雅寛 ↘

高齢者にとって理想的な、専用トイレのある寝室

〈9618〉

高齢者にとって理想的な寝室をつくりました。以前は8帖の和室と縁側だった場所を、11帖の広さの寝室にしました。当面は奥様専用として使いますが、将来、ご主人のベッドを置くこともできます。また、寝室はリビングの隣りにあり、必要になった時は、つなげることもできます。

高齢者にとって理想的な、専用トイレのある寝室

高齢者にとって理想的な寝室をつくりました。バリアフリー配慮だけではなく、耐震性、断熱性、防犯性を高める、住まい全体のリフォームでした(2018.09.17)

2018.09.17

心地良い住まいに必要なことは、バリアフリーだけではありません。暮らしやすさに加え、耐震性、断熱性、防犯性を高めることが大切で、電動シャッター付きの断熱サッシに取り替え、壁は耐震補強しました。

高齢者にとって理想的な、専用トイレのある寝室

右側の腰窓の下に、ベッドを置きます。照明は2ヶ所に分散して、ベッドに寝ている時に、頭の上にならない位置にしました。

昼寝する時には部屋を暗くしたいとのこと、リモコンを押すだけで、窓の電動シャッタ-を閉めることができます。

高齢者にとって理想的な、専用トイレのある寝室

火災などの緊急時には、素早く家に外に出られることが重要です。「2方向避難(玄関以外にも外に避難できる経路を確保すること)」ができる様にするためにも、この掃き出し窓を造りました。

高齢者にとって理想的な、専用トイレのある寝室

洗面台を設置しましたが、「水回り」という印象をなくしたいので、洗面台の色は暖色であるピンクにし、ピンクのカーテンを掛けました。

高齢者にとって理想的な、専用トイレのある寝室

タンスの裏側はリビングになっていて、将来つなげることもできます。使い慣れたタンスを置くと、寝室らしくなりました。タンス上の飾り戸棚に、思い出の小物、大切な小物を楽しく飾れます。

高齢者にとって理想的な、専用トイレのある寝室

ですがこのタンス、中身が見えないので、どこに何を収納しているのかわからず、中身が見える扉の家具に、取り替えることになりました。

高齢者にとって理想的な、専用トイレのある寝室

タンスの奥は、ベッドから行き来しやすい寝室内トイレになっています。長く寒い廊下を通らなくて済み、トイレは寝室と直接つながるので、寝室と同じ室温です。引き戸なので、少し開けたままにもできます。

高齢者にとって理想的な、専用トイレのある寝室

トイレにも窓を取り付けたので、寝室の南北の通風ができます。「横向きトイレ」のレイアウトにし、車いすでも利用できます。便器の両側には、可動式とカウンター式の手すりを取り付けました。

高齢者にとって理想的な、専用トイレのある寝室

心地良い住まいにするには、バリアフリー配慮だけではなく、耐震性、断熱性、防犯性も高めることが大切です。住まいてさんからホテルの様だと、好評でした。

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