背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に・1〈9611〉

車いすユーザーから入浴のご要望をお聞きする時は、「浴槽に入りたい」のか、「シャワー浴だけでいい」のかを、お尋ねすることから始まります。この住まいてさんは、「浴槽には入らず、シャワー浴だけでいいので、脚を伸ばしてゆったりと入浴したい」とのことでした。

背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に・1

このお住まいのマンションリフォームは、浴室の全面に、入浴台を設置しました(2018.10.01)


背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に

標準的なユニットバスよりやや大きな、1317タイプ(130cm × 170cm)でした。

水栓は洗い場と浴槽の2ヶ所ありました。洗い場側の水栓は、移乗台にぶつかるので撤去し、浴槽側の水栓を、浴槽側のシャワーのみを利用します。

背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に

洗い場だけに入浴台を造り、浴槽はそのままにする方法もありますが、

浴槽があると、洗い場から浴槽に転落してしまうことがあり危険です。

入浴台は浴室全面となる様に、洗い場だけでなく浴槽の上にも設置しました。

背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に

また、背もたれに寄りかかり、両足を「ハの字」に開いて、姿勢を安定させるためには、洗い場だけの入浴台では足りませんでした。

背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に

背もたれは壁に固定するのではなく、入浴台から立ち上がります。

壁に取り付けてある既存の手すりと、干渉しない様にしました。

背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に

背もたれと壁との隙間を、12cmとっています。

背もたれの上から、壁との隙間に腕を落とし、

背もたれに、体を引き寄せるためです。

背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に

洗い場のシャワー水栓が、都合よく手元の位置となりました。

背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に

シャワー水栓は、吐水ハンドルが大きいものに交換しました。

吐水止水は指だけでなく、手のひら全体で操作できます。

背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に

シャワーヘッドは手元で一時停止ができる、クリックタイプです。

背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に

入浴台は7分割にしました。左側の3組は、浴槽の上に設置した入浴、右側の4組は、洗い場の上に設置した入浴です。

背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に

洗い場の排水口は、掃除しやすくする様に、小さいな正方形の入浴台にしました。

背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に

車いすから入浴台に、移乗しやすくする工夫も必要です。

入浴台の高さを、車いすの座面の高さに合わせるだけでなく、

車いすのフレームがぶつからない様に、切り欠きを入れました。

背もたれ付き入浴台を、ユニットバス全面に

このお住まいの洗面室の中に、トイレもあります。

ユニットバスの入口の向かい側が、そのトイレです。

賃貸マンションなのですが、都合のいいレイアウトでした。

間取りの変更はできないので、マンション選びのポイントは、

エントランス回りの行き来しやすさだけでなく、

水回りのレイアウトも、大切なことでした。