主寝室の東西南北に、それぞれの役割を与える〈9604〉

住まいに限らず、通常、部屋は四角形になっていて、東西南北の壁面をもっています。間取りを考えるということは、つまるところ、それぞれの部屋の東西南北の壁面に、どの様な役割を与えるのか、ということだと考えています。このお住まいの主寝室は、1階の東南の一番いい場所につくりました。東西南北の壁面に、どのような役割を与えたのかご紹介します。

主寝室の東西南北に、それぞれの役割を与える

戸建て住宅の一般的な間取りでは、主寝室は2階につくってしまうことが多い様です。私も若い住まいてさんとの打ち合わせの中で、主寝室を1階につくる様に提案するのですが、受け入れてもらえないことも多くあります(2018.10.08)


主寝室の東西南北に、それぞれの役割を与える

寝室の東側のこの窓からは、いち早く朝の気配を感じることができます。

東枕(ひがしまくら)という言葉があります。

ベッドでも布団でも、東側に頭が向くようにした方がいいと思います。

主寝室の東西南北に、それぞれの役割を与える

その窓の下には、お手持ちのチェストを工事中に嵌め込みました。

愛着のあるこのチェストが、床の間の様な大切な場所としました。

窓とチェストが、寝室の東側の正確な中心になっていますが、

それは何か、「ご夫婦である」ということを表現したものです。

主寝室の東西南北に、それぞれの役割を与える

寝室の南側には、掃き出し窓があり、デッキに繋がります。

万が一の火災を想定し、特に主寝室からは、

「2方向避難」できることを大切にしています。

この主寝室からは、玄関からだけではなく、

もうひとつ、このデッキからも、外に避難することができます。

主寝室の東西南北に、それぞれの役割を与える

寝室の西側には、2ヶ所の引き戸があり、 ダイニングとキッチンにつながります。 寝室で横になっていても、ダイニングやキッチンにいる 家族さんと、コミュニケーションを取ることができます。

主寝室の東西南北に、それぞれの役割を与える

寝室の北側には、ウォークインクローゼットがあります。

当面はその様に使いますが、

将来はトイレに、リフォームできることも想定しました。または、

洗面室やトイレの水回りスペースに、つなげることもできます。