ベッドから浴槽へ、天井走行リフトの天井埋め込みレール
〈9594〉
https://anity.ootaki.info/9594/
浴室の天井に埋め込まれた曲線のレールは、天井走行リフトのための天井埋め込みレールです。レールは浴室に隣接する寝室のベッドから始まり、浴槽の真上が終点になります。離れた場所への移動が安全にできます。ですが、天井走行リフトの天井埋め込みレール。施工が難しく「現場泣かせ」なシロモノなのでした。
広すぎる浴室なので間が抜けない様に、壁にも床と同じタイルを貼り、アクセントとしました。隣接する寝室から、天井走行リフトで移動できます(2018.07.01)
2022.02.04
浴槽へ、3方向から介助できるようなスペースを確保すると、浴室の広さは4帖ほどの大きさになりました。窓の左側が洗い場です。大きな浴槽からのオーバーフローを考慮し、大きめの排水溝を作りました。
この浴室は、洗面室と寝室の間に位置しています。洗面室には折れ戸でつながり、家族さんたちはこちらから出入りします。浴槽内で洗体できるように、シャワーを取り付けました。
天井までの大きな片引き戸の向こう側には、寝室に繋がります。レールは、浴槽上から洗い場を経由し左側に曲がり、片引き戸の中央を通過します。バスリブ天井の見切り縁も、レールに合わせたカーブを特注で製作しました。
天井にレールを埋め込むためには、アルミ引き戸の鴨居を切断します。鴨居レールの形状に合わせた微調整が必要で、難しい施工となりました。寝室側の天井と浴室側の天井を、全く同じ高さにするのではないことなど、実際に施工することにより、たくさんの知識を得ることができました。
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