便器をかさ上げして、立ち座りや移乗を楽にする
〈9587〉
https://anity.ootaki.info/9587/
最近の便器の座面の高さは、床から420mmほどが多くなりました。バリアフリー住宅の場合、便器の高さをさらに上げることで、より使いやすくなることがあります。膝を痛めた方が膝に負担を掛けないない様にする、車いすユーザーの場合、車いすの座面と合わせることにより、車いすから便器に移乗しやすくするためです。
トイレの便器を取り付ける前の様子です。台の製作は便器の形状の型を取り、糸鋸でカーブを出しました。寸法は便器よりも1cm程、大きく造りました(2018.07.12)
2018.07.12
かさ上げの台は、メーカーの既製品の用意はありませんので、木製で造ることにしました。素材はゴム集成材、クリア塗装をしました。左側の台は次の画像のもの、右側の台はその次の画像のものです。
こちらのトイレは、車いすの座面の高さに合わせて、車いすから移乗がしやすいようにしました。便器の高さは420mm、厚さ55mmの木製の台を入れました。床から座面までの高さは475mmとなり、車いすの座面の高さと同じになりました。
この小判型便器も厚さ55mmの木製の台を入れ、床から座面までの高さは475mmにしました。車いすの座面の高さと同じにしました。長時間座る便器なので、柔らかい便座を取り付けてあります。
こちらは、便器の下に樹脂製の台を入れました。厚さ25mmにし、便器に座ったときに、かかとが少し浮く位の高さとしました。便器に座ったとき、膝が90度曲がってしまうと、便器から立ち上がるときに、膝に負担がかかってしまうからです。
この小判型便器はシャワー室に取り付けたので、タイルで台を作りました。便座を取り付けていないのは、便器に座らないからです。シャワーチェアーの座った状態でこのトイレを使います。シャワーチェアーは介助しやすいように車いすの座面より高く製作しました。その高さに合わせて、高さ90mmのタイルの台を作りました。
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