「おもてなしの心」を大切にしたバリアフリーキッチン
〈9583〉
https://anity.ootaki.info/9583/
いままで使ってきたキッチンでの動線を変えず、車いすでの使い勝手をよくできるよう配慮したバリアフリーキッチンです。キッチンは6帖の大きさですが、外壁が斜めとなっておりキッチンの出入口は、狭くすぼんだ形となっています。車いすが通れるスペースと回転できるスペースを確保し、居間からバリアなく自由に使うことができようになりました。
直線型のバリアフリーキッチンです。楽しい気持ちになれる様に、赤にしました( 2018.07.16)
2018.07.16
- 既存のキッチンの問題点
- シンクの下に車椅子が入らず、水栓に届かない
- 電子レンジやトースターなどの家電製品まで手が届かない
- 物があふれている
- ニーズ
- 自分でできることを増やしたい
- ご飯を自分で炊けるようにしたい
- 来客が来た時、おもてなしできるようにしたい
- リハビリで作ってもらった自助具を活用したい
- 高さは優先順位をつけ決定
- 優先1:今後頻回にキッチンに立つ夫(腰痛有・長身)の使いやすい高さ
- 優先2:車椅子が深く入れる高さ
- 優先3:奥様が食器を洗っていても、ひじに水がたれてこない高さ
キッチンの下を全て開口させ、車椅子で自由に近づくことができます。 キッチン下の空間を利用し、3種類のワゴンを置いています。 まな板ワゴンは膝すれすれの高さで、包丁が使いやすくなりました。
炊飯器と鍋フライパンワゴンです。ワゴン3つのワゴンを置いても、 シンクに車いすが入るスペースを残しています。
キッチンの背面の食器棚も、使いやすさを優先した造り付けです。
「お疲れ様でした。お茶をどうぞ。」打ち合わせで訪れるたび、笑顔で勧めてくれます。いままで家の中心となってやってきたことが難しくなり、「家族の動きを目で追っているだけなのは心苦しい・・・」と、ポツリと教えてくれた言葉。来客も多く自分でできることはやりたいと、前向きな奥さまとともに造り上げた「おもてなしの心」を大切にしたキッチンです。
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