床から車いすへの移乗を楽にするプッシュアップ台
〈9578〉
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「床から車いすへの移乗を楽にしたい」とのご要望で、このプッシュアップ台を造りましたが、車いすからソファーに乗り移る時にも、役に立つとのことでした。車いすからソファーへと移乗する時は、いったん床に下り、体の両側にこのプッシュアップ台を置き、床からソファーへと移乗するそうです。
居心地よく住まうためには、バリアフリーリフォームだけではなく、このプッシュアップ台の様な、やさしい家具も大切です(2018.07.22)
2018.07.22
大きさは、高さ:30cm、幅:20cm、奥行き:40cmです。それぞれの高さが違うので、床にする面を変えることで、3種類の高さで使うことができます。正面の隙間は、手でつかみやすくするためのものです。
プッシュアップバーに比べると、場所はとりますが、両手で身体を持ち上げやすいです。女性の方が使うので、軽くすることを求められました。
軽くて丈夫な材料を探していたところ、桐の集成材を見つけました。 塗装をせずに、ミツバチの巣の成分とした蜜蝋ワックスで仕上げました。
プッシュアップバー
プッシュアップ台と比べると、コンパクトで持ち運びしやすいのが特徴です。大きさは、高さ:30cm、幅:20cm、奥行き:25cmです。
バーの直径は38mmとつかみやすい太さですが、高さを使い分けることができません。
手で身体を持ち上げ腰を振るような、上肢の支持力を強めるリハビリにも向いています。
男性の方がリハビリのも使うので、たもの集成材で頑丈に造りました。軽くすることを求められましたが、やや重たくなりました。塗装は水性のウレタンクリア塗装です。
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大瀧雅寛 (おおたきまさひろ)
有限会社 大滝建築事務所 代表
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