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430MHzの5ele八木アンテナを自作しました

〈9554〉

自作アンテナの第2作は、第1作のループアンテナをコンパクトにした、430MHzの八木アンテナになりました。5エレメントでブーム長さは70cmほどで、山岳移動にも使えるような軽量コンパクトなアンテナです。

430MHzの5ele八木アンテナを自作しました

私は小学生の頃からの、ラジオ少年です。アマチュア無線の免許は、中学生2年の時に取得しました。平日に学校を休みを、蒲田の試験会場へと向かった日の罪悪感と開放感は、今でもはっきりと覚えています(2018.11.05)

2018.11.05

このアンテナの設計者は、ローカルのJK7TKEさんです。マッチングを必要としない、インピーダンス50Ωのすっきりとした設計です。

430MHzの5ele八木アンテナを自作しました

第1作同様に福井さんから、アンテナの部材を分けていただきました。部材選定ひとつとっても福井さんのノウハウが詰まっています。

430MHzの5ele八木アンテナを自作しました

さっそく夕方、木工房で、製作を始めました。軽金属用のチップソーで、ブームのアルミ角パイプを切断します。チップソーは切断したときにバリが出にくいのが長所です。

430MHzの5ele八木アンテナを自作しました

ビス穴を空ける位置に、釘で目印を付けておくと、ドリルでの位置ずれがおこりにくくなり、工作の精度が高くなります。

430MHzの5ele八木アンテナを自作しました

今回、始めてタップ立てに挑戦しました。M4のタップで、下穴は直径3.3mmでした。タップ切りの歯を痛めないように油を垂らしておきます。

430MHzの5ele八木アンテナを自作しました

それぞれのエレメントに、ビニールテープで色分けしておきます。ブームのエレメント取り付け位置にも同じ色のテープを貼りました。

・D3エレメント:青

・D2エレメント:緑

・D1エレメント:黄

・Raエレメント:2分割

・Refエレメント:赤

430MHzの5ele八木アンテナを自作しました

完成しました!(青は進め、赤は止まれに、引っかけました)

430MHzの5ele八木アンテナを自作しました

D3エレメント、D2エレメントです。エレメントは3.3mmのアルミ丸棒です。ブームは10mm角のアルミ角パイプです。

430MHzの5ele八木アンテナを自作しました

D1エレメント、Raエレメントです。エレメントの先端には、黒いビニールキャップを付けました。Raエレメントのみ、M4のステンレスの全ねじを選びました。

先端の長ボルトで長さを調整できます。給電部は樹脂ボックスにM型コネクタを付けました。

430MHzの5ele八木アンテナを自作しました

Refエレメントです。M4のユリヤビスでビニールクリップでエレメントを固定します。ブームにタップを立てたのですが、念のため、蝶ナットも付けました。

430MHzの5ele八木アンテナを自作しました

給電部の内側です。樹脂ボックスの両端にはM4の金属製スペーサーを利用しています。樹脂ボックスのエレメントの取り付け部分にM4が入る穴を開けました。

M4の金属製スペーサー(長さ:10mm、M4の貫通穴)に貫通させたM4のステンレスの全ねじを、給電部の内側から、M4のスプリングワッシャーとナットで固定しています。

樹脂ボックス内でコネクタとの接続はやりにくいのですが、卵ラグを利用すると簡単にできました。

この後、ナットのゆるみ止めのため、コーキング剤を充填します。

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