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変形性膝関節症:入浴動作の工夫

〈9548〉

(特に背中が丸くなっている方で)膝が伸ばしづらく、痛みのある方は、浴槽の出入りが困難です。ここでは、入浴動作での「注意点」と「工夫ポイント」について、ご紹介します。

変形性膝関節症:入浴動作の工夫

ひとりひとりに合わせる( 2018.10.18)

2018.10.18

浴槽をまたぐために、座ったまま足を上げると、同時に体が後ろへ倒れてしまう、殿部が滑り、浴槽内にずり落ちてしまうなどの、事故がおこりやすくなりますので注意してください。

工夫ポイント:入浴動作「立つことが難しい方」

変形性膝関節症:入浴動作の工夫

(特に背中が丸くなっている方で)立つことが難しい方は、「後方への転落」や「浴槽内へのずり落ち」を防ぐために、前後に二人の介助者を配置します。

足の出し入れを介助する方は、急に足を動かさず、膝関節に近いところを保持しながら、ゆっくりと動かしてください。

急に動かすと後方へ転落する可能性があります。

回転板や濡れたタオルを敷くと、ずり落ち防止になります。

工夫ポイント:入浴動作「立つことができる方」

変形性膝関節症:入浴動作の工夫

(特に背中が丸くなっている方で)安定した立位をとれる方は、立ったまま浴槽へ出入りをすると、膝を伸ばす動作を少なくすることができ、後方への転落も少なくなります。

手すりがある場合、介助者は後方から体を支えてください。

手すりがない場合、介助者は前方から体を支え、ゆっくりと出入りを誘導してください。

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