畑に囲まれた緩やかな丘の上の幼稚園〈9547〉

畑に囲まれた緩やかな南斜面の丘の上に、木造の平屋建ての幼稚園の園舎を造らせてもらいました。敷地はどちらを向いても見晴らしのいい場所です。園舎を東西に長く広げ大きな縁側を造り、3室ある保育室はハイサイドライトからのひかりが明るく、日当たり、風通しを大切にしました。

畑に囲まれた緩やかな丘の上の幼稚園

「 木の持つ暖かさに満たされた園舎にしたい」という、幼稚園のご意向がありました。それに答えるべく、私が設計し、弟を中心とした大工や職人たちの手により、建てられました(2018.10.19)


畑に囲まれた緩やかな丘の上の幼稚園

3室ある保育室の前には、東西に続く長く優しい縁側があります。

畑に囲まれた緩やかな丘の上の幼稚園

縁側の屋根は透明で、高さは出来るだけ低くしました。

下駄箱の高さは、子どもの使いやすくしました。

畑に囲まれた緩やかな丘の上の幼稚園

一般的に幼稚園の子どもの遊び場は、保育室か園庭だけなのですが、ひなたぼっこができるこの縁側は、その中間にあたるもうひとつの遊び場です。

畑に囲まれた緩やかな丘の上の幼稚園

南東の端の6角形の物見やぐらは、子どもさんたちのお気に入りです。

ハシゴで上に上がることができ、遠くの景色がよく見えます。

畑に囲まれた緩やかな丘の上の幼稚園

保育室の中には、数本の6角形の大黒柱が立っています。

大黒柱からは、それぞれの方向は梁が伸び、屋根を支えます。

畑に囲まれた緩やかな丘の上の幼稚園

私が大切にしたかったことは、子どもこそが依頼主であり、

その小さな依頼主の、希望をすくい上げることでした。

畑に囲まれた緩やかな丘の上の幼稚園

私の仕事は住宅の建て替えや、リフォームをほとんどなのですが、

建築家として、生涯設計してみたい建物が、みっつありました。

それは、「幼稚園」「美術館」「教会」です。

ひとつの夢がかないました。

数年後、私の娘も、この幼稚園に登園する様になりました。