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車いすユーザーの洗面化粧台の定番「車いす対応洗面」

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車いすユーザーの洗面化粧台の定番と言えば、このTOTO製「車いす対応洗面」になるでしょうか。薄型ボウルなので、膝やアームレストがぶつかりにくくなります。また、つま先が当たる、洗面化粧台奥の部分が引っ込んでいるので、洗面化粧台の奥まで入ることができます。薄型ボウル手前の薄く平らな部分は、両腕を置きやすくするための工夫です。

車いすユーザーの洗面化粧台の定番「車いす対応洗面」

洗面室のバリアフリーリフォームです。賃貸マンションの、マンションリフォーム場合、現状復帰のしやすさも考慮しておく必要があります(2018.12.10)

2018.12.10

リフォーム前の洗面化粧台は、間口は75cmの一般的なものでした。下部が収納で扉がついており、車いすでは、膝が入りませんでした。

車いすユーザーの洗面化粧台の定番「車いす対応洗面」

この洗面化粧台を取り外し、養生をして納戸に収納しました。ここを退去するときには、この洗面化粧台に戻すことができます。


車いす対応洗面の間口は、既存と同じく75cmのものを選びました。高さは75cmを選びましたが、 高さを80cmとして使える様に、エンドパネルの下に、高さ5cmの台を取り付け、かさ上げしました。将来、車いすが変わる可能性を、見越してのことです。

車いすユーザーの洗面化粧台の定番「車いす対応洗面」

既存の給湯、排水、給水管があり、つま先に当たってしまいましたが、この配管は、退去後の現状復帰のことを考慮し、変更しませんでした。

車いすユーザーの洗面化粧台の定番「車いす対応洗面」

ボウルの底面はフラットなので、コップを置くこともできます。シャワーホースは伸びますが、リフトアップ(吐水口を引き上げて固定すること)が、両手で洗髪をする様な使い方はできません。

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