段差リフトのフラップを、操作しやすくする工夫
〈9488〉
https://anity.ootaki.info/9488/
車いすユーザーの子どもさんのために、玄関の段差を昇降しやすくするために、玄関に段差リフトを設置しました。実際に子どもさんに使ってもらうと、フラップ操作がしにくいとのこと、使いやすくするための工夫を考えました。
広いLDKが気持ちいいお住まいでしたが、対して玄関室が狭い様でしたので、玄関室を増築し、置き階段と段差リフトを設置しました( 2019.03.28)
2019.03.28
玄関引き戸の敷居は、カーポート面まで低くく取り付けたので、結果、土間面と床面までの段差の高さは、82cmになりました。
3帖程の土間に、置き階段と段差リフトを設置し、この段差を昇降することになるました。
リフト天板の先端には、フラップが付いています。リフトの昇降は電動なのですが、このフラップは手動で操作します。
土間面とリフト天板の隙間を塞ぐことが、フラップの役割なのですが、昇降する際の車いすキャスターの、ストッパーとしての役割も持ちます。
リフト天板から立ち上がる、操作バーを左側に倒すと、フラップが持ち上がるのですが、実際に使ってもらうと、このフラップの操作が重く感じるのとのことでした。
まずは操作バーを長いものに変更したところ、以前よりは軽く操作できる様になったものの、「もう少し軽くできないか」とのことでした。
そこで、フラップとは反対の方向(向かって左側)に、バネで引っ張ることにより、フラップの重さとバランスさせることにしました。
操作バーを操作する力は、0.5kgまで軽くすることができ、とても使いやすくになったとのことでした。
バリアフリーで大切なことは、「ひとりひとりに合わせること」なのですが、改めてこの意味を実感しました。
https://anity.ootaki.info/9488/