自分にとって大切な人の、ずっと先の幸せを願うこと
〈9481〉
https://anity.ootaki.info/9481/
2015年の大型連休前に、偶然この公園の前を通りかかりました。こんなに居心地がいいのに、誰もいない公園でした。田んぼを背にした、木製ベンチに腰をおろすと、「どうぞゆきなさい。お先にゆきなさい」。そんな歌詞が、ふと思い浮かび、その意味に想いを馳せるのでした。
愛することとは、自分にとって大切な人の、ずっと先の幸せを願うこと。田んぼに囲まれたこの公園は、現実の公園でありつつも、心の中の公園なのです( 2019.04.08)
2019.04.08
「戦争はいけません。あれは散らかりますから」
と言ったのは、永六輔だったと記憶しています。
「散らかす」というのは、街や建物だけでなく、
すべての人の心の中までも... 。
戦争の対局にあるのは、創造すること。
誰かにとって大切な何かを創造すること。
その人にとって大切なものならば、何でもいい。
小さなものでも、見えないものでも、
一度しか使わないものでもかまわない。けれどもそれが、
私でしか創り得ないものなら、とても嬉しいです。
君と好きな人が 百年続きますように
自分にとって大切な人の、ずっと先の幸せを願うこと。
少し先だけではなく、ずっと先までの幸せを願うこと。
私にとって想像するとは、その幸せを願うこと。
また行きたいと思いながらも、この公園には訪れていません。
ですが、今日の様な天気のいい日には、
あの公園のベンチも、きっと気持ちのいい日差しなのだろうなと、
思い浮かべるだけで、私の心の荷物が少し軽くなります。
誰かの少し先の、ずっと先の幸せを願う余裕ができるのです。
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