柔らかいクッションで、既存の造り付け家具を包み込む
〈9476〉
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天井、壁、床、建具や家具などが、住宅の内装の構成しますが、どの部分を優先するのかと考える時、その優先順位は、「体に触れる部分」からなのだと考えています。なので、床や家具を特に大切にしたいのです。この寝室では、寝室の既存の造り付け家具の、体がぶつかりそうな場所に、柔らかいクッションを貼り付けました。
寝室の既存の造り付け家具の、体がぶつかりそうな場所に、柔らかいクッションを貼り付けました。不意に体をぶつけても安全な様にするためです( 2019.04.17)
2019.04.21
面ごとに、いくつかのパーツに分割して製作し、
造り付け家具に引っ掛ける様に取り付け、
必要な時には、取り外せる様にしました。
クッションは柔らかすぎると、
下地の合板の硬さが出てしまうことになるので、
適度に硬さを持たせることが必要です。
下地の合板に硬いウレタンを貼った後、
さらに柔らかいウレタンで包み、ビニールレザーで巻き込みました。
硬いものを段々に柔らかくしていきました。
端部の間仕切り部分では、L字型の形状で製作し、
中間の間仕切り部分では、間仕切りを包み込む様に、
U字型の形状で製作しました。
ビニールレザーは平面なので、出隅部分では重ね合わせる部分が発生します。
いくつかの縫製の仕方があるのですが、縫い目が少なくなる縫製にしました。
テレビ台では、4面をクッションで仕上げました。
テレビ台の裏から、重しとなるブロックを入れて、
台の天板に肘をついても、転倒しない様にしました。
テレビの前で寝っ転がったり、台に肘を載せたり、
好きな姿勢で、テレビを見られる様になりました。
「体に触れる部分」を大切にした、仕事になりました。
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