変形性膝関節症:立ち上がり動作の工夫
〈9448〉
https://anity.ootaki.info/9448/
「変形性膝関節症」の方は、動作を始めるときに、痛みが出現します。ここでは、なるべく膝に負担をかけない、安全な立ち上がりのポイントを紹介します。
ひとりひとりに合わせること、加齢に備えること( 2019.07.18)
2019.07.05
工夫ポイント:「椅子からの立ち上がり動作」
・足底がしっかり床についていることを確認(捻挫に注意)
・家具や机につかまり、ゆっくりと立ち上がる
・両腕に体重をかけながら立ち上がると、より安定する
長い時間椅子に腰かけていて、急に立ち上がろうとすると、膝に痛みが生じて立ち上がりずらい。そのような方もいらっしゃると思います。
膝には体重の約3〜4倍の圧力(体重50㎏の方は150〜200㎏の圧力)がかかっています。このような圧力を少しでも軽減させ、安全な立ち上がりを行ってください。
工夫ポイント:「正座からの立ち上がり動作」
・痛みがない方の膝を立てる
・このとき、足底がしっかり床についていることを確認(捻挫に注意)
・痛みがない方の膝に体重をかける
・体重をかけたまま、前方に体を倒し、立ち上がる
正座自体が膝に悪影響をおよぼすことはありませんが、正座からの立ち上がり動作のとき、捻挫をおこしやすいので注意してください。
家具(安定した家具・椅子)につかまりながら立ち上がる時も、痛みがない方の足から立ち上がってください。
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大瀧雅寛 (おおたきまさひろ)
有限会社 大滝建築事務所 代表
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