賃貸マンションの床をカバーする、粘着性ビニル床タイル
〈9446〉
https://anity.ootaki.info/9446/
車いすユーザーさんから、賃貸マンションの入居前リフォームのご依頼をいただくとき、車いすでのひとりひとりの住まい方に合わせたことだけではなく、できるだけ入居前の状態を保てる様なことも提案しています。このお住まいでは、貼りたてのフローリングを全て、粘着性ビニル床タイルでカバーすることになりました。
賃貸マンション改修では、退去時のことも想定しておきます。壁に比べると床材の方が、退去時の補修費用が高くなります( 2019.07.07)
2019.07.17
住まいてさんはひとり住まいなので、外から帰ってきたとき、車いすのタイヤの拭かずに、そのまま室内に入ることが多くなりそうです。なので室内に、細かな砂利を持ち込んでしまいそうです。
住まいてさんが選んだこのマンションを訪問したとき、すでにこの新しいフローリングが貼られていました。
細かな砂利がフローリングをキズ付けないか、心配になりました。退去時にフローリングの補修費を、請求される可能性があるからです。
そこで、フローリングをカバーする様に、粘着性ビニル床タイルを、置き敷きすることになりました。
このブラウンの木目のビニル床タイルは、裏面が吸着加工されていて、接着剤やテープを使うことなく、置き敷きすることができます。
1枚の大きさは、150mm x 900mm。厚みは2mmしかないので、既存のアルミ敷居と平らに納まりました。
どうせ貼るならとフローリングの様に、目地が通る様に貼りました。
廊下を1段高くしたのは、洗面室と廊下との段差をなくすためです。廊下の高さを、洗面所の高さに合わせてかさ上げをしました。
廊下と廊下の向こう側に見える洗面所の床は、ビニル床タイルにはせず、長尺シートを貼りました。
目地を無くし水が染み込みにくい様にしたかったからです。ビニル床タイルも長尺シートも、同じ柄に揃えることができました。
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