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大瀧雅寛 ↘

大きな柿の木の脇で外装リフォーム

〈9429〉

軒の出のない建物は、軒の出のある建物に比べて、外壁への雨掛かりが多くなるので、その分、外壁の劣化が早くなってしまいます。軒の出の少ない築30年以上のコンクリート造のお住まいを、10年ぶりに外装リフォームすることになりました。

大きな柿の木の脇で外装リフォーム

前回の外装リフォーム工事は10年前でした。お互いに時の経つことを早さを感じるのでした( 2019.07.26)

2019.08.02

庭には、このお住まいのシンボルツリーの柿の木が元気で、ほっとしました。 日や雨の受けて実をつける柿の木、なんと合理的なことか。 前回の外構リフォームで何本かの根や大枝を切り落とした私を、柿の葉たちは笑っている様でした。


外壁の塗り替えでの色選定は、いつも悩みます。 今までと同じ色でもいいし、がらりと変えてみるのもいいのですが、ご近所を見渡し、同色になることは避ける様にしています。

大きな柿の木の脇で外装リフォーム

このお住まいは、数年前に外構を造り直しました。 コンクリートブロックは花や植栽に合わせ、赤みを持たせました。 植栽は手入れがしやすい、トキワマンサクを選びました。 なので外壁の色は、トキワマンサクに合わせることになり、 決定したのはこの色、赤みをもった明るいグレー色です。 明日から足場を掛け、水洗いしてから塗装工事が始まります。

大きな柿の木の脇で外装リフォーム

このコンクリート造の住まいは、シート防水の陸屋根(平な屋根)で、屋根に上がり点検してみた所、比較的、良い状態でした。 今回の工事は、銀色のトップコートの再塗装だけで済みました。 雨漏りしてからの防水工事は、定期的な防水工事に比べ、仕事の難易度が高くなってしまうので、定期的な防水工事は大切です。 銀色のトップコートは月面を連想させ、とんがり帽子のストレーナーは、クレバスに降り立った宇宙船の様に見えました。

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