築100年の古民家改築、地域のみなさんが立ち寄れる場所に

地域のみなさんが気軽に立ち寄れる場所を造りたいと、 NPO法人から連絡があったのは１年前の2012年６月。訪ねると築100年の古民家でした。１年かけて建物は竣工し、2013年４月にオープンしました。多い時は20人ほどの地域の方々が集まるそうです。「来る前より、ちょっと元気に」、ひとりひとりの小さな元気が、地域への元気へと広がっていくのでしょう。

築100年の木造２階建ての古民家を、地域のみなさんが立ち寄れる、デイサービスセンターへと改築しました（ 2019.07.29）

2019.08.04

「まちの人たちがみんなキラキラ輝いていられるために、誰もが気軽に立ち寄れ、立ち寄る前よりちょっと元気で帰っていける、そんな場づくりを目指しています」

理事長の杉浦さんより

まちの家赤坂宿リフォーム計画

赤坂宿（あかさかじゅく）は、江戸から数えて56番目の中山道の宿場町です。100年前の建築当初は「置屋」で、夜通し三味線で賑やかだったそうです。古いとはいえ、中に入ると何とも粋な建築でした。

客間の欄間です。松のようにも波のようにも見えます。ここを訪れるお客さんたちを出迎え、そのときのにぎやかな様子を、この欄間は見下ろしていたのでしょう。

「現代の合理的な裏付けばかりを求めているな」と、私は見透かされた気がしたのでした。

隣りの部屋からの音は聞こえてしまうのでしょうが、「音が聞こえてきても、見えなければいい」と、おおらかな気持ちが伝わってきます。思わず、微笑んでしまうデザインでした。

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その後、飲食店などオーナーが変わり、この度、デイサービスセンターと生まれ変わりました。

老若男女、みなさん、安心して訪れることができ、賑やかな場となって、地域への元気へと広がっていくのでしょう。こんな楽しい計画に、参加させてもらったことに感謝しています。

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