気持ちのいい読書は、窓の景色があってこそ
〈9421〉
https://anity.ootaki.info/9421/
読書家の住まいで大切にしたことは、読書する場所がたくさんあることでした。ただ場所があればいいというのではなく、窓の景色が多彩であることも大切だと思いました。このお住まいにも、そんな場所がたくさんあるのですが、その代表格はこの書斉です。
このお住まいでは、読書する場所がたくさんあります。本棚もたくさんあります。窓の景色が楽しみな書斉です( 2019.08.05)
2019.08.07
書斉は2階にあります。階段からすぐの所にあるので、1階から気軽に来られます。 1階から呼ばれたり、来客があった時は、すぐに行くことができます。
階段に手すりがありますが、本棚の下段が出っ張っているので、手をつくことができます。 書斉には手すりはありませんが、手すり代わりになるものは、いくつもあります。
本棚と向かい合わせとなる位置に、コーナー開口の窓があり、机があります。 見晴らしのいいこの場所が、書斉にふさわしいと考えました。
書斉には、もうひとつ本棚があります。 書斉の壁の2面が本棚、2面が窓になっています。
机の右側のこの本棚は、奥行きの浅い書籍専用です。
同じ大きさの窓を、コーナーに並べました。 この眺めは、1階のLDKの面した南側とは、反対の方向です。
考えてみると、本というのは「窓」のようです。 本の中に展開する景色と、この窓から眺めることのできる、実際の景色。 このふたつの景色を行き来することが、読書の醍醐味ではないでしょうか。
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