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上がり框の段差をなくすと、玄関引き戸の納まりが難しくなる

〈9402〉

車いす対応の玄関室は、上がり框の段差をなくし、土間と床面をフラットにする必要があります。ですがそのためには、玄関引き戸の敷居の高さが基礎ではなく、外壁面になってしまい、納まりが難しくなります。毎回、少しずつ新しい納まりを考えています。

上がり框の段差をなくすと、玄関引き戸の納まりが難しくなる

そもそも、玄関扉の敷居は、タイル面に取り付けることを想定しています。その敷居を、壁のサイディングに取り付けことになるので、難しい施工になりがちなのです( 2019.08.24)

2019.08.27

玄関引き戸とタイル貼りの玄関ポーチとの間に、タイル貼りの溝を造り、ステンレス製のグレーチングで、橋渡しをするという納まりです。

玄関引き戸の両脇はサイディング貼りの外壁なので、通気土台見切りからの通気を遮らない必要があります。


上がり框の段差をなくすと、玄関引き戸の納まりが難しくなる

こちらの玄関引き戸も、タイル貼りの玄関ポーチとの間に溝を造り、ステンレス製のグレーチングで、「橋渡し」させました。サイディングの表面だけでなく、サイディングの裏面にまで、タイル面の湿気が回り込むことも、この施工方法により解決しました。

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