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大瀧雅寛 ↘

ウッドカーペットを敷き込み、和室を寝室にする

〈9384〉

賃貸マンションでは、LDKの隣に和室がある間取りが多いです。このお住まいもLDKの隣に6畳の和室があり、ベッドを置き寝室とすることになりました。和室なので床は畳敷きです。畳からフローリング貼りに変えるのではなく、畳の上にウッドカーペットを敷き込みました。

ウッドカーペットを敷き込み、和室を寝室にする

和室の床材 にウッドカーペットを選びました。畳数だけではなく床の大きさを採寸します。畳の大きさは同じではなく、同じ6帖でも、マンションは戸建て住宅よりも、ひとまわり小さくなっています ( 2019.11.29)

2019.12.01

本来なら畳を取り外し、フローリングやCFシート貼りにするなど、工事を伴うリフォームするのがベストなのですが、退去時には元の畳に戻す、現状復帰をしなくてはなりません。

ウッドカーペットを敷き込み、和室を寝室にする

畳は、直接座るには座り心地がいいのですが、ベッドを置いたり、車いすで行き来するには、畳をいためてしまいます。住まいてさんと相談したところ、畳の上に「ウッドカーペット」を敷き込むことになりました。

ウッドカーペットを敷き込み、和室を寝室にする

畳の上に「ウッドカーペット」を敷き込むと、5mm程の段差ができてしまいますが、車いすでの行き来に支障はないとのことでした。

ウッドカーペットを敷き込み、和室を寝室にする

私はリフォームを依頼された時、住まいてさんと「どんなリフォームをするのか」を考えるだけではなく、「現状復帰が簡単にできるか」も考えるようにしています。

工事費と現状復帰にかかる費用、その合計の費用と、工事をしたことに対する効果を、よく考えます。バリアフリーリフォームでは、「ベストではなく、ベターな選択をする」ことも必要です。

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